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コンクリート
Q、コンクリートに対する物理・化学的作用によってコンクリートの性状に与える種々の原因(劣化現象)が挙げられられますが、その場合に、コンクリート単独(無筋)の場合と鉄筋コンクリートとして使用する場合では影響が大きく異なることはなんとなく分かります。1、塩害 2、中性化 3、凍結融解 4、下水道環境下の硫酸劣化 の劣化現象について、無筋コンクリートと鉄筋コンクリートに対する影響の大小を比較・検討した際、どのような違いが分かるのでしょうか? 教えてください、お願いしますm(__)m
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鉄筋コンクリートの劣化については、コンクリートにひびわれを発生させるものと、鉄筋を腐食させるもの、コンクリートの性能を低下させる物の3つがあります。 鉄の腐食とは鉄の酸化です。鉄は酸化すると体積膨張して、周りのコンクリートを破壊するという影響も及ぼします。 1.塩害は鉄の酸化を促しますので鉄筋コンクリートに対する影響が大きいです。 2.中性化したコンクリートの強度はほとんど変わりませんので(中には強度が上がるという報告もあります)ので、無筋コンクリートについては問題はほとんどないでしょう。鉄筋はコンクリートのアルカリ性で保護され参加しないようになっていますが、その保護がなくなりますので、鉄筋コンクリートに対する影響は大きいです。 3凍結融解は凍結時に水は堆積膨張しますので、それによりコンクリートを破壊します。無筋でも鉄筋コンクリートでも影響します。 4。硫酸劣化は主にコンクリートの劣化です。アルカリ性のコンクリートは強酸により腐食し、また表面のコンクリートが腐食されなくなり、鉄筋まで達せれば鉄筋も腐食されます。 以上まとめると 塩害は鉄筋コンクリートで大、中性化は鉄筋コンクリートで問題となるが無筋ではほとんど影響なし。凍結融解、硫酸劣化は主に表面のコンクリートが影響されるので、両者の差はあまりない。 となるのではないかと思います。
お礼
助かりました!! ありがとうございますm(__)m