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ダイオキシンって魚介類から?
日本人は体内に入るダイオキシンのほとんどを食物から摂取していて魚介類からの摂取量が一番多いと聞きました。なぜなのですか??僕は魚が好きでちょっとびっくりしているんですが。そして調べているうちに、ほうれん草やコマツナにもダイオキシンが含まれているってゆうのを知りました。びっくりです。多少長文になってもいいのでお願いします。
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- subaru361
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補足的に。 1)ダイオキシンは多くの化合物の総称であり、その化合物の割合を調べることで、おおむね排出源を知ることができます。魚においては(70年代までの)農薬由来の場合が多いです。 2)魚介類からの摂取量が多い理由は単純に魚介類の汚染レベルが”相対的に”高いからです。魚介類の汚染レベルが高い理由はその生息環境の汚染レベルが”相対的に”高いからです。 3)ダイオキシン汚染とは、一般に表面に物理的に付着した場合と、何らかの形で取り込まれたものに大別できます。排出規制が行われている現代においては、”相対的に”取り込みの寄与する割合が高まっています。取り込みの経路は植物の場合根からの水を介した取り込み、動物の場合餌経由(魚の場合は+環境水から)の取り込みを考えればとりあえずはよいでしょう。一般的にダイオキシンのような脂溶性の物質は植物よりは動物に取り込まれやすく、その蓄積についても然りです。牛豚鶏といった畜産物については、通常餌経由の暴露が決定的に低くなってますから、ダイオキシンがたまる素地自体がないということになり、魚類からの摂取が多くなるのは必然と考えられます。 4)下の方も述べられているとおり、現時点で新たに環境中に放出されるダイオキシンは劇的に少なくなっており、逆にそのために70年代の農薬の寄与が”相対的に”高いままであると言う事実をまず念頭に置くべきです。難分解とはいえ、それなりに分解はされますから、絶対的環境レベルは低下していることは確かです。 5)野生動物の分析では、魚食性のカワウや海生哺乳類などが、相対的に汚染されている生物である、とされます。また分析結果の事実からはそうです。しかし、それによる顕著な影響については知られておらず、生態系に対するリスクはないと言ってもよいレベルです。 6)しかしヒトの場合は、個体レベルでのリスクについても問題となりますので、5)の結果を持って安全であると言う結論にはなりません。 ”相対的”という言葉を多数使った気持ちを汲み取っていただければ幸いです。
- metalic
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魚介類のダイオキシンは1970年ころに使われた農薬が海に流れたものが大きな原因とされ、日本人が摂取するダイオキシンとして無視できない量だそうです。 何せ、現在のダイオキシン排出量(焼却炉が主)の10倍ほどのダイオキシンが当時農薬に含まれて散布されており、現在も海底に残留しているとのことです。 詳細はこちら http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/45draft.html ダイオキシン排出量の年変化と内訳がこちらにあります。 http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/Dxn_PubCom.htm 食品にダイオシンが含まれるといっても微量です。 今ではダイオキシンを含む農薬は使用されていないし、焼却場の規制も大幅に強化されたので、全体としては相当減少しているようです。
- yukimoriGT-X
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「生物濃縮」されるからです。 ダイオキシンは主に「人間」が発生させています。 主に一般ごみ、産業廃棄物の焼却過程で発生します。 (山火事や火山活動などの自然現象などによっても発生しますが) ●ダイオキシン http://www.erc.pref.fukui.jp/news/d00.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%B3 そして、ダイオキシンは水に溶けにくい性質を持っているので、海へと流れ出し、食物連鎖によってどんどん「生物濃縮」が起こります。 ●生物濃縮 http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/mori/mori132/mori-132.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9%E6%BF%83%E7%B8%AE http://homepage2.nifty.com/kmiyauti/seibutu.htm プランクトン<小魚<大魚、 と食べられていくにつれ、大きい魚へとダイオキシンが濃縮されて蓄積されていくのです。よって「魚介類」から多く摂取してしまうということになります。 詳細は参考URLを読んで下さいね。