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パリで魚介類を堪能したい
現在ドイツで日本食材の輸入と卸売営業を行っております。 ドイツで働く日本料理店の職人さんは一様に「ドイツでも寿司は流行っており、日本料理店も増えてはきたが、フランスと比較したらまだまだ遅れている。フランスはドイツと違ってしっかりと魚を食べる文化が根付いている。フランスの方が鮮度が良く数多くの種類を調達しやすい。」と言われています。 では、クリスマス休暇は予定を少し変更してパリにも足を伸ばし、しっかりと魚介類を食べて認識を深めたいと思います。 ここでお聞きします。 (1)パリで日本料理店が多い地域。 (2)旬のフランスの魚介料理。 ぜひお教えくださいませ。
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(1)パリで日本料理店が多い地域・・・・・ ひと頃は和風レストランといったものから女将さんがひとりで切り回すような小さな小料理屋まで、主にオペラ通り周辺やサンジェルマン界隈にかなり沢山あった日本料理店、それが一時期なぜか次々と閉店して一気に減ってしまいましたが、最近はまた和食、お寿司、焼き鳥、焼肉などといった日本料理店が沢山できています。 ただ、これらの多くは、経営も店員さんも中国人だとか韓国人といった感じで、お料理もとても日本料理とは言えないといったお店も多いようですので、この地域は・・・といったお勧めの仕方はしたくありません。 (2)旬のフランスの魚介料理・・・・・・ この季節ですとニンニクたっぷりのブイヤべーズなどは定番でしょうが、旬というかこの季節の脂の乗った新鮮な魚ですとシンプルなのがお勧め。例えばドーバーソール(舌平目)のムニエルとか、鮪をはじめいろいろな魚をカリッ、フワッと焼き上げたグリルだとか、鯛など白身の魚のカルパッチョなどといった、新鮮さがそのまま分るようなお料理がお勧めでしょうね。鰯や鯵のマリネーだとか酢漬けの鱈や鰊もどこか和風で美味しいかな。あとは逆に鱸のミルフィーユなどいかにもフランス料理といったわりに手の込んだ一皿もといったところでしょうか。 といったわけで、ついでに本物の日本料理、お勧めするとしたら「ISSE(イセー)」でしょうか。往年の名店「伊勢」とは関係ないようですが店主は日本人ですから安心。場所はリヴォリ通りに面したコメディ・フランセーズのところから北に入るリシリュー通り(rue de Richelieu)を歩いて、やがて左側から来たモリエール通り(rue Moliere)と鋭角で合流するあたりにあります。天ぷらが有名ですが、焼き魚や野菜系のお料理も多くいろいろな定食もあります。白玉ぜんざいもお勧め。 45 rue de Richelieu 75001 ・・・Tel: 01 42 96 26 60 珍しいといえば、パリでは珍しく本物の手打ちそばを食べさせるお蕎麦屋さんの「円(Yen)」もお勧め。お蕎麦だけでなく天ぷらやナスの田楽などとメニューは多彩。とてもおしゃれなお店ですし伝統的な日本料理を食べさせてくれます。ただし、要予約というのがちょっと面倒かも。場所はサンジェルマン・デュ・プレ教会のすぐ近くの、サン・ブノワ通り(rue Saint-Benoit)にあります。 rue Saint-Benoitという通りは メトロ4号線のサンジェルマン・デュ・プレ(St-Germain des Pres)駅を上がったところの、サンジェルマン大通りとボナパルト通り(rue Bonaparte)の交差点からすぐ一本西手の短い路地で駅からすぐ。平日はお昼と夜、日曜日は夜だけです。 22,rue Saint-Benoit ,75006・・・・Tel: 01-45-44-11-18 フランス料理で旬の魚介類というなら「Du Dome(デュ・ドーム)」でしょうか。壁の黒板に書かれたメニュー(カルト)はとても豊富、いろいろな魚介類のメニューがありますがどれもとても新鮮です。 場所はサンジャック地区のデュランブル通り。同じくメトロ4号線で、サンジェルマン・デュ・プレ駅よりさらに南に2駅ぐらいのヴァヴァン(Vavin)駅からすぐ。リュクサンブール公園の南西の角に近いところですが、お店の前にはテラスもあるけれど、ちょっと分り難いかも。 1 Rue Delambre, Tel:01-43-35-32-00 このほか、サンジェルマン大通りのオデオン(Odeon)駅の近く、映画館のところから北に入った通り、「王城」という中華料理店のネオンのある通りですが、そこに名前は忘れましたが海鮮レストランをはじめいかにも学生さん相手といったわりに気楽なレストランがあります。 また、今の季節なら、レストランの前にはきまって牡蠣(ユイトゥル)の屋台があります。これらの屋台、実はレストランとは別のお店なんだそうですが、レストランに入って牡蠣を注文すると、店員さんがそうした屋台から牡蠣を仕入れてきて供するという面白いシステムだとか。ちなみに、牡蠣にかぎっては殻に残った汁をチュッと音を立てて吸っていいそうです。 そういえば、リヴォリ通りのチュイルリ駅のあたりから北に一本路地を入ったところの角にあった日系(チサンホテル系)の「モンタボー・ホテル」、このホテルの一階に「体心(Taishin)」という日本料理店があって、朝は鮭定食だとか、夜は天婦羅や鍋物などがあってとても便利でしたが、聞くところによると親会社チサンがこのホテルを閉鎖して、いまは別のホテルになっているとか。この「体心(Taishin)」は今ではもう無くなったのかな。 あまり「認識を深めたい」との本格的なご希望には沿わないご回答ですが・・・。
お礼
大変ご丁寧なご回答誠にありがとうございます。 パリに着いたのが夕方で、メトロ1号線ポルト・ド・ヴァンセンヌ駅近くの安ホテルに荷物を置いてすぐに「ISSE」に行きました。 外観も内装もとてもキレイ!お洒落!こんな雰囲気は初めてでした。 また、店員さんも細かい気配りがあり、私がコース料理の内容を聞くとしっかりと丁寧に答えくださって、フランス人客に対しても同様にフランス語で対応していました。 私のオーダーは京風柚子大根・牡蠣の味噌焼き・天婦羅の盛り合わせ・・どれもこれも絶品!!スライスした大根にしっかりとついた柚子の風味、粒の大きい塩が敷き詰められた皿に赤味噌が塗られた牡蠣がきれいに盛り付けられ、最高の天婦羅。 これを普段食べられるフランス人がうらやましい! 隣の席の洒落たフランス人カップルは天婦羅そば・刺身の盛り合わせ・天婦羅の盛り合わせを食べていましたが、普通にまるで日本人のように食べていた姿が印象的でした。あっ、違うな・・彼らは食事の最中に間が出来ると、キスをしたり、愛を確かめ合ったり、(まっ、分かりますよね・・)やっぱりそこらへんはフランス人でした。。 帰りに近辺を散策したらキッチュ感が漂う(日本人経営とはとうてい思えない)日本食レストランが多くありました。・・複雑ですね。 翌日はお昼に「Du Dome」へ、「あれ?janvier様は分かり難い所にあると言われていたのに、凄く目立つ所にあるなあ・・。壁の黒板が無いな・・。でもココだもんなあ・・。まあ、いいや入ろう。」 入店すると早速「コートをお預かりします。」という美人の女性スタッフがおり、周囲は身なりの良い客層ばかりで、愛想の良いギャルソンがフランス語オンリーのメニューを英訳してくれて、終始手厚いサービスをしてくれました。パンプキンスープ・生牡蠣・スズキのムニエルとリゾット・・しっかり堪能しました!私の目の前に終始、美人が立っていたこともとても良かったですね~。 で、最後に貰ったアドレスカードを見て絶句、「LE DOME」108bouleVard de Montparnasse なんとドーム違いだったのです! 店を出て、「Du Dome」を確認すると斜向かいにありました。 残念!その日の夜に来ましたが満席状態。店の外で30分以上待ちましたが、席が空かずに断念しました。こうなったら次回は必ず「ドーム巡礼」を行います。しかしパリは何を食べてもおいしいですね!