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フランスの核
フランスが核保有にこだわる理由というのは、どいういう経緯が影響しているのでしょうか。私なりに考えるのは、 ○2度のドイツの侵入 ○NATOとしての共産主義陣営への英国との共同の牽制 などです。 いま、フランスの核はどこを仮想敵としているのでしょうか。
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どうもフランスと言う国は、軍事的には非常に独自の感覚、というか対抗意識を持っている国でして・・・ いまだに自国独自の戦闘機(ラファール)を開発したり(欧州で共同開発ではない、つまり自国のみで開発した最新戦闘機をもっているのは、一応はフランスとスウェーデンだけ。ロシアはともかくとしてですが・・・)、アメリカ以外はもっていない固定翼機用の原子力空母(シャルル・ド・ゴール)をせっせと作ってたり、独自の対艦ミサイル(エグゾゼ)を作っていたりとかしています。 で、空母の名前にもなっているシャルル・ド・ゴールなのですが、彼が核兵器配備を推進したのですね。 彼はフランス至上主義を地で行く人でして、「第三の極(2つは米ソ。それに変わるフランス中心の1極を造る)」という思想を出したり、NATOの本部をフランスから追い出してこれから脱退したりしています。 外務省の載せている公式見解というのは実際のところ「後付」の色が強く、核開発を推進した理由は、実際には「強いフランス」を維持するためです。 で、保有しているのも裏には「強いフランス」を保持したいという意図があると考えられます。「強いフランス」であれという考えは、ド・ゴール主義(ゴーリズム)とも言われますが、現在のシラク大統領も、これに非常に近い考えを抱いている人です。 まあ、フランスと言う国はイギリスと兄弟(しかもどちらかといえば兄)みたいな関係ですから、イギリス相手になるとかなり張り合います。また、自国の文化に強い自負を持っている国ですから、新興国であるアメリカに主導されるのが面白くない、というのも、少なからずあるのでしょうね。 仮想敵国となると・・・難しいところですね。 強いて言えば、米英ロあたりが仮想敵国になっているのではないかと。 ドイツとは現在友好的であり、シラク大統領の盟友(シュレイダー首相)は落選しましたが、いまだに仲が良いのは確かです。
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- deadline
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在日フランス大使館のホームページに、フランス政府の公式見解『フランスの核抑止力政策』(日本語)が載っていますので、それをご覧ください。 (".pdf"ファイルですので、お使いのPCに"Adobe Reader"がインストールされている必要があります。) 『在日フランス大使館:フランスの核抑止力政策』 http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=569
お礼
読めませんでした。
お礼
ド・ゴール主義が生きているということは非常に納得行きますね。アンゴロサクソンを仮想的にしているという文化伝統はありますよね。アメリカの石鹸に対してつねに批判精神を持っているはずです。大体料理見てもわかるじゃないですか。マクドナルドを容認するはずがない。