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悲しいかな
「悲しいかな」という言葉、最近は普通になじんできましたが、 初めて見たとき、何これ?ミスプリか?って感じるほど違和感がある言葉でした。 ~かな? なら普通疑問系ですけど、悲しいかな、は悲しいかな?という疑問詞のような感じではなくて、接続詞のように使ってますよね。 悲しいことだけど・・・ みたいな意味合いで。 「悲しいけど」だったら普通の言葉に聞こえるんですけど、悲しいかな、とはどこか違和感を感じます。古語か何かでそのまま今に残っている言葉だからでしょうか?
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すでに回答されているとおり「悲しいなあ」という感動・詠嘆の終助詞ですが、古文ではありません。 これは文語体、つまり「書きことば」なのです。文語体は平安時代の文法が基礎になっていますが、けっして古文ということではないのです。現代でも小説や歌などの芸術作品の題名、俳句や短歌などの韻文などでよく使われています。 しかし、その書きことば専用だったはずのものが、昭和頃からやや気取った感じにしたり、なんらかの効果を狙ったりして、口語(話しことば)でも使われるようになりました。特にこの「悲しいかな」や「果たせるかな」ということばは、感動・詠嘆というよりも、このような効果を出すための単なる挿入句として使われることが多いようです。 おそらく、文語になれている人には、なんの違和感もない、ごくありふれた表現だと思います。
お礼
なるほど、文語体なわけですね。 果たせるかな、っていう言葉もあるんですか。初耳でした・・・。 当方理系でして、今までに真面目な文学的な文章など読んだことがなかったので、知ってる表現が少ないのかも知れません(汗 けど、ネットで検索してみると、こういう表現を普通につかわれている人も多いですね。回答ありがとうございました。