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分子が大きい物質でのヨードホルム反応について

高校の化学資料集などを読んでいると、ヨードホルム反応を起こすのは CH3-C(O)-R CH3-CH(OH)-R (Rは水素または炭化水素基) とありますが、分子が大きい例えば CH3-C(O)-(CH2)10-CH3 のような分子、また、 CH3-C(O)-(CH2)10-OH のような逆の端に炭化水素以外の原子がはいりこんでいる分子では同様にヨードーホルム反応を起こすのでしょうか?

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noname#62864
noname#62864
回答No.2

酢酸でヨードホルム反応が起こらないとするならば、カルボキシル基の影響でしょう。 すなわち、アルカリ性で-COOHは-COO^-になっており、電子密度が高くなっているために、エノラートになりにくいためでしょうね。つまり、CH3COO^-の状態から、OH-の作用によって、CH3からH+が引き抜かれるような反応は起こりにくいということです。参考URLのNo.2の回答に詳しい説明があります。それが妥当な回答だと思います。 なお、(CH2)10-OHであれば、C=Oの部分に結合しているのが単純なアルキル基であるので、そうした効果はなく、また、OHは離れているために、その影響が及ばないということでしょう。

参考URL:
http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=1226030
gerrard041
質問者

お礼

だいたいわかりました。 酢酸では-OH基が電離しやすい。 それに対して(CH2)10-OHのようなものでは電離しない。 そういうところに差が生じているのですね? 間違っていたらつっこんでください。

その他の回答 (2)

noname#62864
noname#62864
回答No.3

酢酸の場合には、COO^-が「隣にある」ということが極めて重要です。離れたところにあるのなら、無関係と考えて良いです。 たとえば、CH3C(=O)(CH2)10COOHであればヨードホルム反応を起こすでしょうね。

gerrard041
質問者

お礼

わかりました。 丁寧な回答ありがとうございました。

noname#62864
noname#62864
回答No.1

ヨードホルム反応自体は起こりますが、溶解度の関係で進みにくいでしょう。 適当な補助溶媒(たとえばジメトキシエタン)で希釈して行うか、温めながら十分な撹拌をすれば良いでしょう。

gerrard041
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ついでといっては申し訳ないのですが、酢酸ではヨードホルム反応は起きないとよく言われますが、上の CH3-C(O)-(CH2)10-OH のような分子では(一応)起きるという違いを教えてくれませんか?

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