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騎馬鉄砲隊
戦国時代の騎馬鉄砲隊は一発打ち終わると逃げて帰るのですか?またその部隊はどう言う使われ方をしたのですか。待ち構える敵の鉄砲隊に向かって突っ込んで行ったのではないような気がしますが、どちらかと言うと突っ込んできた捨て身の敵の騎馬部隊を襲うのではと思うのですがどうでしょう。
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伊達家の騎馬鉄砲隊について、どのような研究がされているのか 私は知りませんが、一般論として考えると、 騎馬鉄砲隊の長所と短所から判断して、 突っ込んできた敵騎馬隊を標的にするのは不利でしょう。 その場合、銃撃で敵を撃退できる可能性は低いので 突撃を受けてしまいます。 銃を撃つとなると横隊のような形になるでしょうから 突撃を受けると分断されて弱いし、そもそも突撃を受けること自体が不利です。 敵の騎馬隊の突撃には槍隊で応戦するのが常道でしょう。 わざわざ騎馬鉄砲隊を使う意味がありません。 また騎馬鉄砲隊で、待ち構える敵の鉄砲隊と撃ち合うのも、 明らかに騎馬鉄砲隊にとって不利です。 そもそも”待ち構える”側が明らかに有利なのは当然だと思いますが、 馬上のほうが命中率は悪くなるのは必至です。 もっと騎馬鉄砲隊の長所を活かす攻撃に用いられた、 あるいは用いられるべきと考えるのが筋でしょう。 騎馬鉄砲隊の長所は機動力です。 この機動力を活かす攻撃は、当然、側面・背面からの攻撃でしょう。 つまりは正面対決ではなく、敵の側面や背後に回りこんでから銃撃するわけです。 または、敵の不意を突いて、準備ができてないうちに奇襲をかけるとか そういう使われ方であるはずです。 戦国時代は、足軽の槍隊や鉄砲隊がある程度、隊形戦術を使いますから、 側面攻撃などは非常に有効でしょう。だいたい騎兵とは機動力こそが利点です。 発砲後、抜刀して突撃するのか、発砲後、離脱するのか、 その辺は不明ですが、どっちであってのそれなりの効果はあると思います。 そもそもそれほど大きな人数の部隊ではないでしょうし 決戦兵力ではないわけですから。 確か、騎馬鉄砲隊が登場する戦いは、大阪夏の陣だけだと思うのですが 戦術は後者のような感じではないでしょうか。
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私も、「騎馬鉄砲隊は、果たして、存在したのかどうか」に言及したいと、思います。 「雑賀衆」については、存在して欲しかったけれども、余りにも、史料に書けるとも思っています。 既出の回答者さまの余りの完璧な論理ぶりにここまでしか、申し上げられません。
お礼
ありがとうございました。
- SeeBat10
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日本のケースは事実関係を知りませんが、16世紀のドイツに連発拳銃を装備した軽騎兵が使われています。 その戦術カラコール(車懸かり)と呼ばれるものです。重深陣で陣形を編成し、敵に向かってトロット(速歩)で進行します。敵に近づいたら第一列が銃を連射し、撃ち尽くしたら陣形の側面を回って最後尾に付きます。同じことを第二列が行い、これを繰り返します。 いわゆる「信長の三段討ち」と同じコンセプトですが、カラコールより以前からスペイン方陣と呼ばれる歩兵陣形が開発されていましたから、それがベースでしょう。スペイン方陣は、長篠の合戦より数十年早く開発されています。 ただ、密集した従深陣ですから、飛び道具には弱く、槍兵陣には有効でしたが小銃部隊には無力でした。従ってあまり広まらずに消えています。 銃を持った騎兵運用の効果としては、同時期ではフランス騎兵の戦闘教義の方が上でした。 フランス騎兵は、伝統的騎兵戦術としての突撃を踏襲しています。ただ、敵陣への突撃の直前に拳銃を斉射しました。つまり、突撃前に敵陣を乱して突撃の効果を上げるという目的のために銃を使っています。 当時の歩兵の装備していた小銃は、再装填に時間がかかり有効射程も短かったので、徹底的に撃ち倒されずに突撃できるだけの騎兵が残せたためです。が、結局は突撃自体による損耗もあるので、騎馬突撃はほぼ使った瞬間に部隊を壊滅させてしまうリスクを負った戦術でした。 ちなみにこの点について、日露戦争時に秋山良古は死ぬほど悩みました。結果、コサック騎兵との戦闘に対しては、騎兵部隊に機関銃を装備させ、突撃せずに下馬して機関銃で迎え撃つという戦術を選択することになります。その効果は絶大で、ロシア騎兵は秋山の機関銃の前に死山血河を築く事になりました。装填の時差が無ければ騎馬突撃は無力だということが、16世紀以後の歴史から秋山には読み取れたのでしょう。 以上の事例ですが、ドイツでもフランスでも、馬術に優れた騎馬部隊の存在が前提です。しかもドイツでは連発銃の製造技術も前提になります。それを踏まえると、日本の軍馬は突撃という戦術にはほとんど使われなかったし馬上筒も単発式なので、戦国時代の騎馬鉄砲隊は現実的ではなかったと考えられます。
お礼
ありがとうございました。参考にします。
過去にこんな質問があったようです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1925190 個人的には、 ・敵を威嚇するために実在しない幻の部隊「騎馬鉄砲隊」があるよと言って噂を広めて回ったか、あるいは単に騎馬隊に鉄砲を持たせ撃つポーズだけとらせて威嚇したかのどちらかだと思います。 欧州とか中東あたりなら広大な平地で戦う場面もありそうですが、日本だと水田や雑木林が多くて実用性がかなり低いと思います。 当時の火縄銃の性能から考えても、かなり近距離から射撃しないと当たらないですから、それなら馬上から槍で突付いた方が確実だと思うんです。 と、言うわけで私も「実在しない」と思います。
お礼
ありがとうございました。
- lion_tiger
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- 1582
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個人的には 存在そのものを否定
お礼
ありがとうございました。
お礼
撃った後が不明だが離脱する可能性が考えられると言う事ですね、どうもありがとうございました。