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この文法解析は合ってますか?
今、大蔵虎明本狂言集本文編中をテキストで 使っています。昨日の授業で指摘があったのですが p51の(すみません原本がないので行数は わかりませんが、終わりの辺りだと思います)部分で 一反せめまはり、つめにしうをしたたかにうつ、 しうはらをたてて、下人をたたきいりに、 おひいる、せめはつねのことく という部分の下人を・・・の部分の最後の 「たたきいりに」の「に」は格助詞だと 先輩が言ったのですが、これは 四段動詞「入る」の連用形「入り」になってるので 格助詞じゃなくて、完了(存続?)の助動詞 「ぬ」の連用形「に」だと思うのですが、 みなさんはどう思われますか? 私が間違っているのでしょうか??
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#1です。素人があんまりゴチャゴチャ言うのもどうか、とは思うのですが、ちょっと気になってましたので。 「たたきいりに、おひいる」というのは、狂言の最後に大名が太郎冠者を「やるまいぞ、やるまいぞ」と追いかけながら橋掛かりから退場する、ああいう場面を言っているのではないか、という気がするのですが。あれは現代の狂言用語では「追い込み」と言うようですが、それを指しているのでは? だとしたら、「たたきいりの形式で追い入る」と考えられないでしょうか? そうだとすれば、「に」は格助詞だと思います。 「ぬ」の連用形の「に」は、「けり」とか「き」とかについてるのしか見たことがないんですが。
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- OKAT
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No.4の方へ。 >「たたきいりに、おひいる」は、「たたきいりの形式で追い入る」と >考えられないでしょうか? なるほど、そうかもしれませんね。このあたりは、質問者が勉強中なら分かる部分を説明してくれないと、該当の「狂言集」を見ることの出来ないものには、無理でした。ただ、「に」はどんな用法かは別として、 格助詞に間違いなさそうです。
- OKAT
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この書物を見ることが出来ない環境であるため、満足な回答ができないので、そのつもりでご覧下さい。 この時代の言葉は、古語から近代語への転換期にあたり、語彙や仮名遣いの表記が変というか「でたらめ」ですね。「一反」は「一旦」でしょうか、「しう」は「主」と取りましたが、質問の時、分かっている部分は()に入れて書いていただければありがたいのです。「おいいる」 「負いいる」と考えました。 で、問題の部分は「叩きいり(し時)に」ととりました。とすれば、「に」は「時を表す格助詞」ということになります。 間違っていたらごめんなさい。
格助詞の「に」は確かに体言・連体形接続ですが、 「求め『に』行く」のように「目的」の用法の場合は連用形接続です。この場合の用法がそうであるなら先輩の解釈でよいことになりますが、いかがでしょう? また完了(「ぬ」に存続の意味はありません、「たり・り」と混同されているのでは?)の助動詞「ぬ」の連用形に、連用中止法の用法はなかった気がするのですが…。
素人の感覚的な捉え方なので、そのつもりでお聞きください。 「たたきいり」というのは、「たたきいる」の連用形から派生した名詞ではないでしょうか? 「ぬ」の連用形が「おひいる」につながるというのが、ちょっと違和感があるのですが。
お礼
みなさん、ありがとうございます。 NO.4の方が指摘されたまさしくその場面です。 だから初めは連用形+になので助動詞と思いましたが、 確かに、名詞と言う風に見ると格助詞しかないと思います。