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教えてください。
(1)彼は子供の父となった。 (2)彼は子供の父になった。 この二つのセンテンスは意味がまったく同じですか。もし同じではないのなら、どこが違うのですか。日本人の方に教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (3)水が蒸発して、水蒸気になった。水蒸気となったと言ってもいいですか。 もしできなかったらなぜですか。 このような日本語は外国人にとてもむずかしいです。 また、(4)彼は私たちのクラスの班長になった。 となった。 二つのセンテンスとも正しいですね。それはなぜですか。
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- kogotokaubewe
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「に」も「と」も助詞で、どちらも「格助詞」に分類され、「結果」を表します。 Yahoo!辞書(大辞泉)では、 「に」 4 動作・作用・変化の結果を表す。「危篤―陥る」「水泡―帰する」 「と」 4 動作・状態などの結果を表す。「有罪―決定した」「復讐(ふくしゅう)の鬼―化した」 と説明しています。 他の方々がおっしゃるように、「に」を使うのが一般的で、「と」は「堅苦しいか、昔の表現」という感じが強いです。一般的でないため、特別な表現のような感じがあって、強調した感じが伴うのも確かです。 なお、どちらも結果を表すといっても、完全に同じではなく、例えば、先の辞書の用例では「危篤―陥る」の「―」のところに「に」は使えますが、「と」は使えません。 ところが「危篤―なる」の場合は「と」が使えないわけではありません。 この辺りを説明するのは日本人でも難しいでしょう。ほとんどの日本人は、理屈ではなく、聞き慣れ、あるいは、読み慣れることで、「危篤と陥る」という言い方はしないものだと認識していると思います。 > 二つのセンテンスとも正しいですね。それはなぜですか。 「に」「と」の両方に「結果」を表す使い方があるからです。中国語でも同じことを言うのに、この言葉も使えるが、こちらの言葉も使えるという場合があると思います。 話は変わりますが、今朝(10/9)の朝日新聞の天声人語 http://www.asahi.com/paper/column.html (毎日更新されますので、このURLでは今日しか見られません。1週間以内であれば、上記URLのページの上の方の「10月~日付け」というところの「9日付け」をクリックしてください。) に「庭に出る」「庭へ出る」の違いを問われた夏目漱石が答えに窮したという話が載っています。漱石はご存じだと思いますが、日本を代表する小説家です。それほどの人でも助詞の違いの説明は難しいようです。(今回に比べれば「に」「へ」の違いは説明しやすいように思いますが。) なお、日本語において、意味による文の分類は「平叙文」「疑問文」「命令文」「感嘆文(感動文)」の4つに分けるのが一般的です。この分類によれば、(1)も(2)も平叙文です。 http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbou_data/a5524026.html
- eintritt
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・普通は、「父になった。」の方を使います。 ・「父となった」場合。 その前に、その人の人生について語っていて、例えば「その後二年が過ぎ、彼は父となった。」 「子どもがいる女性と結婚し、彼はその子の父となった。」 また、父になったことを強調したい場合、「父となった。」とします。 (3)も普通は「水蒸気になった。」 ・想像していたことと違った場合、また誰も考えてもいなかった場合、「水蒸気となった。」 「驚くことに」と強調したい時も使います。
- dulatour
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「~になった」という表現は、「平叙文」といわれる通常の文章です。 「~となった」というのは、その前にある「父」を強調する表現です。 (1)(2)の違いは、父親になったということを特に言いたいときに(2)を使います。
文法的なことは、うまく説明できませんが、 どちらで表現しても、特に違和感を覚えません。 ただどちらかに決めろといわれたら、 どのケースも 「に」の方が自然な表現でしょうね。 「と」のほうが、やや堅苦しいか、昔の表現のような気がします。 ですが、最近の言葉のみだれに較べると、全く問題なく正しい日本語のような気はしますね。 あまりお役に立てずに申し訳ありません。