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フィリップス曲線

フィリップス曲線では、縦軸が「賃金上昇率」で、横軸は「失業率」です。 ここで納得できない点ですが、どうして「賃金水準」ではなく、「賃金上昇率」なのでしょうか? 例えば、 X1年に賃金水準が10万円上がったら、X1年の失業率が下がる……というのは納得できます。 しかし、翌X2年の賃金水準が横ばいだったら、X2年の失業率は上がる……というのは、よく理解できません。

みんなの回答

  • EFA15EL
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回答No.1

ま、最近は「物価上昇率」を縦軸にする方が多いと思いますが… 「賃金水準」では、物価の動きを無視する事になってしまいますよね。そもそもフィリップス曲線の意味はインフレと失業率のトレードオフ関係を示したものですから当然と言えば当然です。 当時この曲線が画期的だったのは、古典派において賃金が上昇しても物価が同じだけ上昇すれば実質賃金は同じであり、失業率に影響は無いとされていた考えを実際のデータによって覆した(発見した)からです。 賃金上昇率(物価上昇率)である事が、この曲線のキモってことです。 重要な事は、この曲線は事実を元に作られたと言う事です。理論が先行して結果が付いて来た訳ではないのです。

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