- ベストアンサー
フェリシアン化カリウムについて
フェリシアン化カリウムや水酸化カリウムの処理法が分かる方がいらっしゃれば、処理法を教えて下さい。工業技術センターや国立医薬品食品衛生研究所などでも明確な答えが得られませんでした。国際化学物質安全性カードでも一般的な性質しか分からなく、処理法まで確認できません。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
どの位の量を処分するのか、また固形物か水溶液かわかりません。 Kg単位であれば産廃業者に頼んだほうが安全です。以下、少量での話です。 (1)水酸化カリウムは水溶液にして希硫酸で中和してろ過する。ろ液は捨てて、沈殿物(硫酸カリウム)は植物の肥料にしましょう。 (2)問題はフェリシアン化カリウムですね、水溶液の場合、鉄シアン錯体は普通のアルカリ塩素法では酸化分解しません。中途半端な処理ではなまじ危険ですので(シアン化水素の発生する場合がある)、完全に燃焼させる方法があります。設備はありますか? 局所排気装置、万が一シアン化水素が発生した場合を考えて水酸化ナトリウム水溶液を満たしたスクラバー、そして900~1、200℃以上出せる燃焼装置(バーナー)、保護マスク。これくらいあれば良いでしょう。最終的には窒素、二酸化炭素が大気中に、そして酸化鉄が残るでしょう。処理後の水酸化ナトリウム中のシアン濃度も計測する必要があります。 (2)はもし設備がないようであれば少量でも(特別)産業廃棄物業者に依頼したほうが安上がりだと思いますが。いかがでしょう?
その他の回答 (3)
- mataoyu
- ベストアンサー率40% (82/204)
コメントです。 産廃業者に出すと言うことでは、賛成です。 ただし、フェリシアンはきわめて安定で、多少酸性にしたところでシアンガスは発生しません。 そう言う点では、危険はありません。 酸性にしてシアンガスが出てくれるくらいなら、「普通のアルカリ塩素法で酸化分解」できるのですが、安定だからできないのです。
お礼
フェリシアンが安定であることを教えていただき有難うございます。自分自身が素人なので、やはり経済的にも安全の面からも産廃業者に依頼するのが良い方法だと分かりました。有難うございました。
- sanasha
- ベストアンサー率54% (39/71)
gageさんの想像されていることはほぼその通りです。シアン化合物は高PHでしか存在できません。低PHでは猛毒のシアン化水素ガスを発生します。この場合、工業的には紺青法、酸分解燃焼法、加熱分解法とかを選択しますが実験室レベルで2g程度の使用量とのことですからこれらの方法では不経済です。 また普通の焼却炉では温度が低すぎてシアンガスが完全に分解してくれないでょうしアルカリの影響で炉が傷むことも考えられます。大量の水で流すのもシアンの規制値は1ppmですから、2gですとCN分は約0.95gで希釈水は約950L必要になります。これも不経済でょう?やはりポリ容器にためて一括で産廃業者に依頼したほうが無難でしょう。
お礼
2度もご回答下さり有難うございました。水で希釈したり、焼却処分は実際的には不可能だと分かりました。廃棄物業者に依頼するのが一番いい方法のようですね。いろいろと教えていただき有難うございました。
- beforeafter
- ベストアンサー率18% (9/49)
国際化学物質安全性カードで確認できないのであれば、環境省に相談してみてはいかがでしょうか。
お礼
早速のご返事有難うございました。明日にでもインターネットで環境省にアクセスしてみます。
補足
回答できる方がいらっしゃるかどうか分からなかったので、複雑にならないように単独での使用のように記述したのですが、実はフェリシアン化カリウムと水酸化カリウムを1:1で混合し、水で10倍程度に薄めて使用しています。フェリシアン化カリウムは、明らかに毒物性か劇物性があるように思われたのですが、その処理法も見つけられず、また、水酸化カリウムとの混合液であれば、よほどのことがない限り処理法が見つけられないと思われました。また、シアンを含むので、pH等の条件により有害なシアン系の気体が発生する可能性もあるのでは、と想像しておりました。使用量は極めて少なく、両者とも1回につき2g程度でよく、使用頻度も今のところそれほど多くありません。燃焼設備の方はありませんので、化学物質専門の産廃業者との取引もありますので、そちらに頼むのが良いようですが、2g程度ずつの薬品の廃液はやはり通常の焼却炉で処分したり、大量の水で流すのでは危険なのでしょうか。危険であれば、選択の余地はありません。素人なもので、ご迷惑お掛けします。