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溶存酸素検出でのMnO(OH)とMnO(OH)2
化学の問題集(『化学の新演習』)に、 溶存酸素(DO)の検出法(ウィンクラー法?)の問題があったのですが、(東京都立大の改題) そこでは水酸化マンガン(II)が試料水中の溶存酸素によって酸化され、 褐色の「酸化水酸化マンガン(III)MnO(OH)」になると書いてありました。 一方、『化学の新研究』や、様々なサイトでは、 褐色の「オキシ水酸化マンガン(IV)MnO(OH)2」が生じると書いてあります。 どちらが正しいのでしょうか? それとも、両方正しいのでしょうか? ちなみに、どっちの場合も、検出法においては、溶存酸素とチオ硫酸ナトリウムの物質量比は O2:NaS2O3=1:4 となりますので、計算には問題ありませんでした。
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- km1939
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回答No.1
種々の文献がありますが、日本薬学会編「衛生試験法・注解」(付.追補1995)p1047に反応式 詳細が載っています。参考までに紹介します。 (1).試料にMnSO4とアルカリ性KI溶液を加えるとMn(OH)2沈殿が生じる。 (2).これに急速にDOが作用してマンガ酸H2MnO3を作る。→Mn(OH)2+O=H2MnO3 (3).次にH2SO4を加えれば、→H2MnO3+2KI+2H2SO4=MnSO4+K2SO4+I2 となり 、DOと当量のI2を遊離するからこれをNa2S2O3で滴定する。 以上となります。