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灯籠と五輪の塔
灯籠を見ると、いろいろ形があって一概には言えませんが、背丈のあるものは、土台を入れれば6つになるとも考えられますが、5つの部分に分かれるものが多いようです。 ほかに、五輪の塔というものがあり、これは五大つまり下の部分から上に、地水火風空を表しているそうです。 五輪の塔と同じように、灯籠についても五大つまり地水火風空を表していると考えられるでしょうか。それとも、形を整える上で五段になったということでしょうか。 おしえてください。よろしくお願いします。
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五輪塔は密教における宇宙観・世界観・生命観、さらには現象と活動作用を五大に配当させて、形象化した卒都婆(stu'pa)、つまり「塔」です。 地(堅固・保持・方形・黄色・膝部) 水(湿潤・攝持・円形・白色・腹部) 火(炎熱・成熟・三角・赤色・胸部) 風(流動・育成・半月・黒色・喉部) 空(無碍・不障・宝珠・青色・頭部) では石・金銅などの台灯籠はどうかというと、これは仏に灯明を献ずるために作られた灯籠で、本来は照明用のではありませんでした。ですから当初は寺院で用いられましたが、後には神社でも建立されるようになります。 基台に竿(かん)・受台・火袋・笠・宝珠の明確な規格がありますが、黒竜江省安寧県東京(トンキン)城跡の遺品には、竿上部に相輪を表し、瓦屋根に似せた笠を設けるなど、楼閣風の造りになっていて、灯籠というよりも「灯楼」と呼ぶ方がふさわしい構造になっているようです。 であれば五輪塔も台灯籠も共に卒都婆(stu'pa)の造形を基準として形成されたものであれば、その構造が似ているのでしょう。ただし、台灯籠の規格を五大に配当させる思想は見あたりません。 なお、本来は規格のあった台灯籠ですが、日本では室町期以降に数寄者や茶人などにより、規格外の石灯籠が作られ、神仏への献灯用から庭などの照明用、観賞用へと変化するものもあります。 『密教辞典』(法蔵館) 『仏教美術事典』(東京書院) 『国史大辞典』(吉川弘文堂)
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- primani
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「五輪の塔」「石灯籠」「卒塔婆」全て「地水火風空」をあらわしている、と物の本で読んだ記憶があります。ひろさちや氏の本だったかなあ・・・。
お礼
ひろさちやさんの本を探してみます。ありがとうございました。
お礼
五大に関して、五輪塔と台灯籠の説明を詳しくしていただきありがとうございました。かなり勉強になりました。灯籠は卒塔婆の造形を基準としているので似てはいるが、五大を表してはいないということが分かりました。似ているので、勝手に判断をし他人に説明などしてしまいそうですが、はっきりしましたので、助かりました。また、辞典や事典を紹介していただきましたが、それらは図書館で見てみようと思います。ありがとうございました。