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心態詞をドイツ語で
心態詞をドイツ語でいうと何ですか?またもしよろしければ英語でもお願いします。 また、心態詞の使い分け、解説のウェブサイトがあれば紹介していただけないでしょうか?『中級へのドイツ語』という本でかなりわかりやすく解説してあったのですが、もっと知りたくなりました。よろしくお願いします。
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「心態詞」は日本で訳語を作り出すのに苦労した文法用語の1つです。元になったドイツ語は "Abtoenungspartikel" というもので,それまで書き言葉教育の中では排除され無視されてきたこの語類が,話し言葉においては語用論的に重要な意味を持つということを1960年代に指摘した H. Weydt という学者の用語です。Abtoenung というのが「ニュアンスをつける」という程度の意味で,文法用語にはふさわしくないと考えた学者たちが,その後 Modalpartikel という用語を使うこともありました。ただ Modalwort (wahrscheinlich, vielleicht など)という別のカテゴリーもあって紛らわしいため,これと区別するためもあって Abtoenungspartikel という用語が廃れたわけではありません。 心態詞を含む副詞の分類については,岩﨑英二郎編『ドイツ語副詞辞典』(白水社)の巻頭にある「副詞について」という解説文がわかりやすいと思いますので,ご参照下さるとよいと思います。 この語類は副詞の1種ですが,特にドイツ語においてその存在が際立っています。 英語では discourse particles とか modal particles という言い方はありますが,もっぱらドイツ語のこの語類を説明するための用語です。日本語での対応では「...だよ」「...だもの」「...じゃないか」などのように,文末に現れる終助詞などの形をとることが多いようです。
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「心態詞」なるものが、ドイツ語でどう表現されているのか、よく知らなかったので、ネットでざっと調べたところ、何通りかあるようでした。 “Discourse Modal Particles”と英語で表している例もあれば、ドイツ語で、“Modalpartikel”とか、“Abtoenungspartikel”としている例もあります。 ただ、“modal”は「状況の」という意味だし、“Abtoenung”は「ニュアンス」という意味なので、心態詞の「心」という語が“そのまま”置きかえられているわけではないですね。 まあ、これは邦訳(輸入)の問題ですけど。 ドイツ語のウィキペディアの項目("Modalpartikel")が参考になりそうです。 「(心態詞)は、陳述内容に対する話者の態度を、明示するために用いられる。 (…) 状況(=“心態”)は、『客観的性質をもつ』文法に比べて、『主観的』であるとみなされがちであるため、往々に、心態詞を省いても何ら文章の意味は変わらない、という印象をもたれてしまう。だからといって逆に、心態詞が文章の意味に加えるひねりが、文の意味を構成しているというわけでもないのである。 ドイツ語は、ほかの欧米語にくらべて心態詞が豊富である。」 といったことが淡々と説明されています。 とりあえず、ほかのサイトを探す前に、ざっと読んでみてはいかがでしょう。
お礼
勉強になりました! Modal Partikel とか Abtoenungspartikel とか言うのですね。またよろしくどうぞ!
お礼
英語との絡みでますますややこしいですね。 英語で modal といえば 助動詞とかですよね?modal particles と混同しそうです。wahrscheinlich などは Modalwort というんですか。 勉強になりました!Wombie さんの回答を今後も楽しみにしています!