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岡引と脇差
時代劇でも珍しいことですが岡引が脇差か長ドスを十手以外に差してたのを見たのですがそうした格好もたまには又は岡引によってはあったでしょうか?
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岡引(目明し、手先ともいう)は同心が個人的に使っている顔役で、持っている十手は、同心を通して奉行所から貸与されているとも、また勝手に作らせたものとも云います。 江戸町奉行所の三廻り同心は、市内見回りの案内役に使いますが、丸腰で十手だけ差しています。 天領でも代官の下役の手代、同心は岡引を使います。 関東では八州まわりの与力、同心など。 担当地域の広さに比して、同心の数が非常に少ないので、岡引が同心の代役のような所もあったようです。 この辺の岡引はやくざの親分ですから、十手をちらつかせ、住民の評判は不良でした。 この岡引は脇差を差し、十手を持っていたと思われます。 小藩でも同心が少ないため、目明しが犯人逮捕の役を命じられていた例があります。 中公新書「目明し金十郎の生涯」参照。 岡引使用は弊害が多く、幕府は町奉行所の同心が。岡引を手先に使うのを禁じましたが、全く守られませんでした。
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- LOBO
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そもそも時代劇と異なり、岡引は御用の印である十手を公には所持できませんでした。裏社会に通じているような「地元の親分」を同心などが非公式に手下に使っているもので、博徒やテキ屋と兼業が多かったのです。法的に禁じられたことも度々であり、むしろ十手を誇らしげに見せる時代劇の方が考証的に間違っています。
お礼
ありがとうございます。
- nemosan
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時代劇では「二足草鞋」といって、岡引が副業?で賭場の胴元をしている場面などが出てきたな。と、思って検索してみると、参考アドレスに行き当たりました。 「捕り物の歴史」に関する独自の考察で、100%納得は出来ませんが、考え方として面白い視点だったので参考までに貼ってみました。 http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/torimono.htm
お礼
ありがとうございました。
お礼
地方などで見られた可能性ありと言う事ですね、どうもありがとうございました。