- 締切済み
媒介変数表示における対称性の確認方法(大学受験)
よろしくお願いします。 回転体の体積を求める問題です。 問題は、 x=t-sint, y=1-costの0≦t≦2πの部分と3直線y=1, x=0およびx=2πで囲まれた図形をx軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよです。 私は、素直に0≦t≦π/2, π/2≦t≦3π/2, 3π/2≦2πと区分して積分したのですが、回答は、この図形がx=πに関して対称であることを利用して効率的に解かれていました。ですが、回答は「図より対称である」としか書かれていません。 そこで質問なのですが、この図形がx=πに関して対称とというのをただ「図より」ですませてしまって、大丈夫ですか? またそもそも私はこれがどうして対称なのかわかりません。もちろんxとyをそれぞれ微分して図を書いたので、だいたい、もしかしたら、対称かも、程度には思いましたが、はっきりとはわかりませんでした。 媒介変数表示でなく、xとy表示のときは、偶関数の確認で対称性を確認できると思いますが、このような媒介変数表示において、対称性はどのように証明できますか?媒介変数tを削除しようと思いましたがかなり手間(やり方が悪いだけかもしれません。)で、これなら対称性を使わずにやった方が早いと途中で挫折しました。 長くなりましたが、対称性をどのように証明したらいいのか教えてください。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kabaokaba
- ベストアンサー率51% (724/1416)
No.2です >2π-tはどのように求められましたか。 0<= x <=2πの範囲で,x=πで対称だと検討をつけたら, 「左側の点」(x,y)のx=πによる対称な点は どのように表されるかを考えます. 一般論を書きます. (x,y)の直線 ax+by+c=0 に関する 対称な点の座標を(x',y')とすると (x,y)と(x',y')の中点が ax+by+c=0 上です. また,(x,y)と(x',y')のなす直線は ax+by+c=0と直交します. これで (x',y') の座標が計算できます. #多分,これはご存知でしょう. 今回は直線が x=π なので, (x+x')/2 = π (中点の条件) y=y' (直交の条件) これより,x'=2π-x,y'=y です ということで, 曲線上の点(x,y)に対して (2π-x,y)も曲線上の点であることを示せば十分 (厳密には,必要十分ですが,十分だけでよい)です. 更に,t=πの前後で軌跡が「左右」に 分割できるかなと見当をつければ, tに関してもt=πで対称かと想像します. となると, tに対して,πで対称になる点t'は 上の議論とほぼ同じ(中点の方だけ)で (t+t')/2 = π t' = 2π-t です. したがって, 媒介変数 t のとき (x,y) 2π-t のとき (2π-x,y) だろうと予測します. まあ,こんな感じで私はやっつけました. 実際は,もうちょっと「予測部分」は 簡略化して,一気に見当つけて計算しましたが. 要は「得たい答え」から逆算するわけです. この解がほしい,そのためにはどういう条件が? さらにそのためには・・・というわけです.
- kabaokaba
- ベストアンサー率51% (724/1416)
対称性をきちんと書くこともできます t=πの前後でx=πで対称だってことは 検討がつくと思います. これを念頭におくとこんな感じでしょうか 冗長に書いてみます x(2π-t) =2π-t-sin(2π-t) =2π-t-sin(-t) =2π-t+sin(t) =2π-x(t) y(2π-t)=y(t) よって,(x(t),y(t))=(2π-x(2π-t), y(2π-t)) つまり,軌跡上の任意の点(x,y)に対して, この軌跡上には点(2π-x,y)が存在する. これはこの軌跡がx=πで対称であることを意味する. こんな感じですが, 「図より」で十分かもしれませんが 証明しておいて悪いことはありません. むしろアピールになるでしょう. ちなみに,採点者は 同じ「図より」で書いてあっても 「こいつはわかって書いてる」 「こいつは適当に書いてる」の違いは すぐ分かります.
お礼
ご回答ありがとうございます。 実際に自分でやってみましたら、成立が確認できました。ですが、2π-tはどのように求められましたか。自分で導きだすにはどうしたらいいのでしょうか?定石ならごめんなさい。
- crisredfield
- ベストアンサー率0% (0/0)
去年受験したばかりの者です。 結論から言えば、「図より」で大丈夫です。 この関数は媒介変数を消去できません。なので具体的には証明できません。 しかしこの図形はx=πで対象なので、この関数の0≦t≦πをf(t)、π≦t≦2πをg(t)とおくと、 f(t)=g(2π-t) (0≦t≦π) がx,yそれぞれにおいて成り立っていることは確認できるでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かにf(t)=g(2π-t) (0≦t≦π)となりました。 でも2π-tというのは、どこから出てきたのでしょうか?定石なのでしょうか?すいませんが、教えていただけませんか。
お礼
度々のご回答ありがとうございます。 一度自分でやってみます。 ご丁寧にご説明いただきありがとうございます。