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meals-of-the-mind
meals-of-the-mindという言葉を雑誌で見たのですが、 この意味は元気になるもの、といったものでしょうか? あるいはfood for thoughtといったようなものでしょうか?
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aminaseさんの回答は実に明快で、それ以上書き加えても蛇足になりかねませんが、用例も含め別の視点も提供できるかな、と考えました。 まず、ofかforかという問題ですが、of を噛み砕いていうと、「が持つ」、「に関わる」、「の内にある」というような意味で、forは「のためになる」、「にとって有益である」という意味でしょう。いくつか例をあげます。 the eye of the mind(心が持つ目、心眼)、richness of the mind(心の中にある豊かさ、精神の豊饒)、a person of the mind(知性を持った人、知性人) music for the mind(心のための音楽)、books for the mind(知性を磨くための本)、walking for the mind(心を豊かにする散歩) もちろん、微妙なところもあり Humor is the sunshine of the mind. この箴言の場合、forでもいいと思えますが・・・。 また、上の説明からも分かるように、「思考の糧」、「心の糧」という意味ではfood for thought、food for the soul、food for the mind、nourishment for the soulなどが使われ、ofを使ったmeal of the mind、meals of the mindは少数派です。 しかし、全然例が無いわけではありません。of、forを使い分けた例があったので要点を記します。(注) More troubling is likening this (basically nonexistent) marketing to "McDonalds Happy Meal for the soul." McDonalds happy meals are easy to consume, taste good to those who like them and have little nutritional value. このように、まず、Meal for the soulと書かれた批判の対象となった論文を引用し、最後に著者自信の言葉としてはMeals of the Mindとあえてofを使っています。 Perhaps it sells more papers when people are offered these McDonalds Happy Meals of the Mind. McDonalds Happy Meal for the soulも皮肉をこめた言い方ですが、McDonalds Happy Meals of the Mindでは一歩進めて「ためになる」というforを避け、「に関わる」というofを使っています。「心に供給される」というくらいの意味でしょうか。 (注) A Trip Down Peyote Way Tuscon Weekly URL: http://tinyurl.com/r6zez
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こんにちは。 端的には、”mind”(頭や気分)の高揚の手助けになるような”meal(s)”食事(特定の食べ物・メニューやレシピ)をさし、比喩的に、精神高揚や安定剤的な効用をもつ行為・行動(「詩を読む」「音楽鑑賞」「美術館にいく」「瞑想にふける」「散歩する」などなど)やアイディア・行動規範・考え方を与えてくれるもの、と解釈することも不可能ではありません。ただし、慣用表現として定着している”food for thought” (思考の糧)と同じように一般的に通用するとは限らないでしょう。むしろ、慣用表現よりも、特定の話題や文脈で通じる比喩表現としての造語と解釈する方がよいかもしれません。 “meal(s) of the mind” とは、時として目や耳にする表現ですが、標準的な英語における慣用表現ではないため、意味が不鮮明ですね。書き手・話し手の意図や趣味・嗜好(例えば精神論・”spirituality”に精通しているとか)、その人のバックグラウンド(アメリカ以外の歴史や文化に詳しいとか)を理解したうえで、この表現が盛り込まれている話題や文脈を通して、その意味するところを察していく必要があるでしょう。ちなみに、”meal(s) of the mind”が他の言語における慣用表現の英語訳であるかどうか、とう点は、残念ながら私には分かりません。ただし、英語(アメリカ英語)表現としては、人によっては違和感を覚える表現とも言えるでしょう。 日頃から、“mind” という言葉が持つ意味が、人や信仰・文化によってまちまちで、しかも英語の”mind”と日本語の訳にはかなりズレや隔たり・違いがあるかもしれません。さらに、”mind”を言葉の前において adjective(形容詞)として使う表現であればストレートに意味がとおるけれども、”of the mind”という表現は標準英語においては慣用的でないため、意味だけでなく、表現の構造として不自然に受け取られるかもしれませんね。 ですから、登録商標として存在する”Mind Meal”(心や頭に効くとして販売されている食べ物の名前)、”Mind Games”(歌の題名)のように、”mind”が名詞の先にきていれば、その意味するところがストレートに表現可能なのですが、”○○ of the mind”という表現では、造語として解釈していく必要が生じるでしょう。 似たような構造をもつ慣用表現には”state of the art”(最先端、最先端の)という語句がありますが、これは長い歴史をもつ定着した表現です。ここでの”of”の用法を”meal(s) of the mind”に当てはめて、確実に意味が通るかどうかとういう点で、慣用表現として使われていない理由がわかるもしれませんね。今後定着する表現になるかどうかは、”Time will tell(時間が経てばわかる)” あるいは “See what happens(ま、様子を見ようや)”といったところでしょうか。 さらに、”mind”を使っての表現で、例えば”Georgia on my mind…”のように”on”を使えば、日本語でもスラリと「我が心の」と訳せるのですが、”of the mind”はそれとは意味が異なり、また日本語でわかりやすい意訳もありませんね。「心身のための」あたりで直訳すれば無難でしょう。 なお、”state of the art”などの表現は、形容詞句として名詞の前に使う場合、”state-of-the-art”とハイフンを入れるのが標準です。ご質問にある記事でも、同様に名詞の前にもってくるため、ハイフン入りで”meals-of-the-mind”となったのでしょう。
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回答ありがとうございます。 色々奥が深いのですね。勉強になりました。
こんにちは。 雑誌に書かれていたとのことですが、タイトルとして使用されていたのでしょうか?雑誌のタイトルだとしますと、タイトルから内容を即座に理解するのが多少困難な場合もありますし、内容がわからないので正確には何とも申し上げられませんが、 例えば、心身(身体など)に良い食べ物ですとか、そういった事を言いたいのではないのかな?とも思いました。脳、頭に良い食べ物、もしくは、頭を使うクイズやパズルなんかの事を(比喩的に)、Brain Foodと言うことがあります。今回のmeals of~もそう言ったことではないかな?と思いました。 勘違いでしたら申し訳ありません。
お礼
回答ありがとうございました。 brain foodというのは知りませんでした。
お礼
回答ありがとうございます。 色々具体的な例を教えていただき、大変勉強になりました。