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早飛脚について
早飛脚は早く届けるのを目的とするのにやはり馬は使わなかったのですか?馬を継ぎ使ってやるのは軍事上問題であるからいくら便利であっても許されないとしてたのですか。
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早飛脚には早馬、早駕籠、早飛脚と区別があり、早馬は馬を乗り継ぎ急行するので最も早く、政府の重要情報の連絡用で乗馬術に優れた強壮な武士があたります。 早駕籠は諸藩などの連絡用で多数の予備の駕籠かきを同伴させ、疲れたら交代で奔るもので宿場毎に先行する先触れで人員などの準備をして殆ど休息することなく急行するシステムです。 これも武家専用です。 早飛脚は信書を受け付けたら、健脚の飛脚を選び直ちに出発する急行便で一般の飛脚に比べ速度も速いのです。 乗馬できるような人は備えていません。 たとえ乗馬しても速歩くらいで疾走はできません。 健脚の飛脚の方が早い位です。 当時一般人の乗馬は馬子に引かれた馬に乗る位で奔ることは許されませんでした。
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- Pinhole-09
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幕府公用の「継飛脚」個々の大名専用の「大名飛脚」のほかに一般用の「町飛脚」があり、これに「並飛脚」と「早飛脚」と「仕立便」があります。 前の二つは定期便で最後のものは臨時便です。 定期的に依頼物を運送(三度飛脚なら月三回だけ)するので早飛脚にしても、思うほど早いものではありません。 川留めなどの支障がなければ、江戸ー大坂間で「並」で九日、「早」で六日が目標で飛脚人足なら楽に走り抜けられます。(宿場、宿場で交代なので) 依頼即時に出発する「仕立便」は著しく高価(早飛脚の350倍)ですが、三日が目標で相当な速さです。 近年の東京ー大阪駅伝で一日半ですから、何とかいけるでしょう。 赤穂への早駕籠を見ても納得できます。 馬では夜の疾走は危険です。 飛脚は二人で交代で荷物を持ち、夜は一人が提灯を持ち走ります。
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馬は夜はあのころの交通事情を考えると走れないのですね。ありがとうございます。
お礼
早馬の馬で運ぶものもやはりありますか。どうもありがとうございます。参考にします。