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トランプの歴史
トランプの歴史で、スペードの女王のモデルを知りたいのです。 スペードの女王はアテナ(パラス・アテナ)でしょうか? オペラに「スペードの女王」というのがありますけれども、これはトランプのスペードと関係がありますか?
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「スペードの女王が誰か?」についてはすでに答えが出ておりますので、私はオペラ「スペードの女王」について少し補足させていただきます。 オペラの「スペードの女王」は#2さんが仰るとおり、プーシキンの「スペードの女王」という短編が原作になっています。 ここで行われるゲームの名前はфараон(ファラオン)、現代のロシアではштосс(シュトース)という名で親しまれている賭けトランプゲームです。 52枚のカードを2セット使用し、親と子が1セットずつ持ちます。子が手札から1枚カードを選び、親は自分のカードをシャッフルしてから1枚ずつめくり、左右交互に置いていきます。 子が選んだのと同じ「数」のカードが、親から見て右に出れば親の勝ち、左に出れば子の勝ちとなり、勝った方が賭け金を手にします。 「スペードの女王」は、この「ファラオン」を巡って起こる物語です。非常に短い作品ですぐ読めますが、ゲームルールを知らないとよくわからないところがあります。またオペラはこの小説を元にチャイコフスキイが作曲したものですが、これにもТройка, семерка, туз(トロイカ、セミョルカ、トゥース)というキーワードが何度も出てきます。以下、あらすじについて簡単に書いておきますので、もし興味がおありなら是非原作も読んで見ることをお勧めします。 ************************** 「スペードの女王」の主人公、貧しいドイツ移民のゲルマンは、ある高齢の伯爵夫人が必勝法を知っていることを耳にし、ある夜夫人をピストルで脅し、カードの秘密を聞きだそうとする。しかし彼女はショック死。 葬儀の日、ゲルマンの夢枕に夫人の霊が現れ、カードの秘密は「Тройка, семерка, туз(7、3、1)」 。この通りに賭ければ勝つ。ただしある条件を守ること、と告げる。 賭博の席で「7、3」に賭け大勝するゲルマン。しかし最後「1」に賭けたはずの自分のカードが、「пиковая дама(スペードの女王)」に変わっていた。その女王は夫人の死に顔と同じようにゲルマンにニヤリと微笑みかける。全財産を失ったゲルマンは発狂する。 ************************ ちなみにオペラ版ではゲルマンはその場で自殺します。 また、余談ですが、ロシアでは「スペードの女王」という怖い話があります。日本で言うコックリさんみたいなもので、呼び出して運命を占ってもらうことができますが、とりつかれて死ぬこともあるそうです。 話がそれましてすみません。
その他の回答 (3)
トランプの歴史は分かりませんが、物語の『スペードの女王』は岩波文庫で読めます。 書店にはあまり置いてないかもしれませんが、取り寄せとかネットの本屋で買えます。 小話的な短編集です。
- tatsumi01
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オペラの「スペードの女王」は良く知りませんが、プーシキンの「スペードの女王」が原作ではないでしょうか。 プーシキンの「スペードの女王」はトランプのスペードです。フェローという賭けのゲームの話です。主人公が必勝の札「1」を出したつもりが、どういうわけかスペードのクイーンが出ていて大金を失ってしまう筋書きのようです。 トランプの絵札に歴史上(空想上)の人物を入れるのは、15世紀頃のフランスではじまったそうです。スペードのクイーンは、おっしゃる通りローマ神話のミネルヴァ(ギリシャ神話のアテナ)だそうです。
- AVENGER
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お礼
す、すごい!