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山羊のシンボリズム
どうして山羊は悪魔の目をしているといわれ、悪魔は山羊の格好をする、と文学の世界で描かれることが多いのでしょうか?
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こんにちは。 山羊を繁殖力が強いため、古来より豊穣や生殖の神として祀られて来ました。例えばギリシアではパーンやデュオニソス、ローマではサテュロス、北欧のロキに代表されます。 しかし、キリスト教ではこれらの神々を「異端の神」とし、まさしく「贖罪の山羊=スケープゴート」として扱う事で、異教の神=悪の存在=悪魔のイメージを植えつけてきたのでした。 実際にマタイ福音書に於いても、最後の審判の場面で「人の子が栄光の中にすべての御使いたちを従えてくるとき、彼はその栄光の座につくであろう。そしてすべての国民をその前に集めて、羊飼いが羊と山羊を振り分けるように彼らをより分け、羊を右に、山羊を左に置くであろう」と書かれており、異教に身を置く者には救いは無いが、ヤハウェに従ずる者には救いの手は差し伸べられるのされています。この事から、悪魔=山羊のイメージが出来上がったのではないでしょうか。 山羊の目が、普通の哺乳類の目と比べて、瞳孔が縦長と、少し異様な感じがします。その為異質のものとして扱われているのだと、昔、何かの本で読んだことがありますが、赤い目=悪魔の目のようだ・・・と言う説もあり、これが定説だと言うものは、ちょっと分からないですね。
お礼
回答者、経験値3up! 勇者のあかし を獲得! 鰐革の鎧 を獲得! 惚れ薬 を獲得!