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カント倫理学と功利主義の倫理学
この二つの倫理学を比較した時、それぞれのメリットとデメリットはどんなものがあると思いますか? 個人的な意見でも構いませんので回答していただけると有り難いです。 参考にしたいのでよろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
哲学の専門家ではありません。しかしながら、大学で応用倫理学の講義を受け持っています。 その立場からの見解です。 カントの倫理は意思に基づくもの、功利主義(ベンサム)の倫理は結果に基づくものです。 前者は善い行いをしようとする意思に価値を置き、後者は結果が社会全体の幸福を向上するものであることに価値を置きます。 さて、メリット、デメリットですが、私の意見では、さほどの違いはありません。 道徳規則を守る→倫理規則、倫理規定、法。 結果を重視する→結果責任、刑事責任、賠償責任 という考え方では、昨今の企業不祥事が防止できていないことからも、どちらも効果的ではありません。 むしろ、個々の状況に応じて、自分の頭で考えて判断する、という過程が重要なのだと思います。
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- yajiro-bay
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回答No.2
全くの素人ですが カントの倫理学の特徴を一言でいえば 人間は誰でも、道徳的法則を生まれながらに持っている、 ただし、同時に、自愛心も持っているから、 良心が自愛心に負けないように、各自が行動しなければならない。 でしょうか、 功利主義は 最大多数の最大幸福を目標としますが、 個々人の幸福の質的違いは、捨象して、数字に還元しますから 最大化と言う名目で、不正を隠蔽する、知恵です。 少し厳しいでしょうか。