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台湾と中国では発音も違いますか?
文字は簡体字、繁体字で違いますが表記以外は同一の言語と思っていいのでしょうか? 発音や語順、意味が違ってくることがありますか?
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仕事で中国・台湾にいったりきたりしていましたが、大まかには通じます。ただ語彙や発音が異なる部分はあります。 大もとは台湾に逃げた蒋介石が北京官語ともいわれる官僚共通語を台湾に持込み、それをもとに教育体制がくまれたので、ベースの部分では要素が似ています。 ただ、大陸のほうは、1955年あたりに共産党が北方発音を取り入れ、簡体字とピンイン表記を国として「普通話」の名前とともに、法制化・決定・施行したため、繁体字のままの台湾とはずれていった部分もけっこうあります。 10数年前に台湾の戒厳令が解除されてからは、米日などの言語への影響も増え、それまで台湾でつかわれている中国語にはなかった、日本の漢字の流用や、カナがないため日本の言葉を表すための造語漢字もつくられるようになりました。 またオフィスでは 請 call 我 わたしに電話して のような、英語を漢字のあいだにいれた独自の口語(会話)での言い方もできてきています。漢字ばかりで表現するより、英単語をいれてしまったほうが早く簡単に済み楽なようです。 なお、何100年も前からはいっている台湾語は、そのルーツは中国の南部にあります。 当時漢字もあったはずですが、日本の50年統治とその後の蒋介石の国民党支配のため、大もとだった漢字がどの言葉にどの漢字をつかっていたか、現在ではわからなくなっているようです。 ただ、会話ことばとしては、台湾の家族の中では生き続けています。 台湾の航空会社やキャセイなどで台湾に飛ぶと、機内放送で 國語(中国語)→英語→日本語 とアナウンスが流れ、最後に台湾語で機内放送がながれます。 ちょっと聞くと、広東語に似ている部分もあります。
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- cubics
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まず普通話は、いわゆる北京語であって、北京語ではありません。北方の中国語をもとに作られた普通話は北京の方言とも異なるのは、日本の共通語が東京(江戸)弁と異なることに似ている「かも」しれません。 さて、台湾の漢人の方言は、福建省に分布するミンナン語の一派です。これを俗に台湾語と呼びます。普通話=台湾の「国語」とは、別の言語です。ほかには客家語もあります。そこに明や清朝以降に統治者として入り込んだのが北方の中国語で、その後、中華民国として統一されていく中国語になるでしょう。 途中に、日本が統治した時代には日本語教育がなされましたので、日本語が流れ込みました。 戦後は、国語教育が推し進められたので、台湾語は陰に追いやられたりしましたが、日常生活に残りました。 ところで、国語=普通話と書きましたが、実際には国語=普通話の前身と言った方がよいでしょう。 戦後の中華人民共和国でさらに変化したものが今の普通話ですし、台湾の国語は台湾に残った中国語です。 基本的には、アル化や軽声、一部声調の違いなど、戦後の大陸で変化した部分が台湾にはありません。 方言と言う点では、それぞれには、それぞれの風土や文化が色濃く影響していますので、台湾語や日本語の語彙が台湾の話される国語には多く入り込んで、大陸の普通話とだいぶ違う表現もあります。大陸で話される普通話の中には香港などで流行った広東語の言語も流入したりしますが、台湾には流入しなかったりしますし、とっくの昔に流入したものもあります。 発音にしても、台湾は南方方言の地域ですから、いわゆる巻き舌音がないとか、その他の発音や声調が南方の特徴を持っています。 基本に戻って言えば、語順や発音は台湾国語に従えば、普通話とほとんど同じです。文法が同じということですね。しかし、単語には結構違いがあります。 たとえば、自転車を大陸では自行車と言いますが、台湾では脚踏車です。
- dashu2005
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中国語の方言については日本語以上に複雑ですので、とりあえず『標準語』について回答させていただきますと… まず、大陸の『普通話』と台湾の『国語』はともに北京語をベースに作った標準語で、基本的に発音や語彙の違いに大きな差は無く、文法はほぼ同じですので互いの意思疎通が可能です。まぁこの二つの地域は現在、それぞれ違う政治体制を敷いているため、それに伴い表現方法が違ったりしてきていることもありますが、まぁイギリス英語とアメリカ英語程度の違いしかないと思います。 語彙の相違としては、 【日本語】 【大陸】 【台湾】 弁当 盒飯 便当 タクシー 出租汽車 計程車 イタリア 意大利 義大利 中国語(標準語) 普通話(漢語) 国語 韓国(北朝鮮) 韓国(朝鮮) 南韓(北韓) 等等 あと、ある程度中国語に慣れてくると、発音でその人が大陸出身か台湾出身かの区別がついてきます。大陸の標準中国語は巻き舌(こもる音??)が基本であり、台湾では巻き舌無しのズーズー弁っぽいのが基本ですし、語尾につける語気助詞『~ア。』とか『~マ。』等の使い方も微妙に違うので、慣れてくると結構わかりやすいです。まぁ、方言を考慮すると上記のように一概には言えません。大陸には広東語や上海語など、それこそ北京語とは別の言語にさえ思える方言が多種多様にあり、それぞれの地域で育った人が喋る標準語も結構独特なものがありますし、台湾では、台湾固有の台湾語が公の場に復権しつつありますので、日常的に北京語と台湾語をちゃんぽんしている例も少なくありません。 私が思いつくのはこのへんですね^^;
- Segenswind
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他人頼みで申し訳ありませんが、参考URLをつけておきます。 中国には大きく7つに分けられる方言群があります(異説あり)。方言といっても広い中国のことですから、文字、発音、文法さえも違うことがあり、互いに意思疎通はほとんど不可能だそうです。ただ、香港人の友人(日本語の上手い人です)はよく台湾の人とチャットをしているそうなので、言葉によって文字ベースの会話はある程度可能なのかもしれません。 日本で一般に「中国語」と呼ばれているのは、中国で「普通話」(プートンホワ)と呼ばれているものです。これは北京方言を基に作られたいわば標準語で、学校教育や放送などではこれが使われています。ちなみに香港で使われるようになったのは、1997年にイギリスより返還されてからです。先の友人も簡体字や普通話はよく分からないと言っていました。 さてご質問の回答ですが、言語学的な話ではなく一般的な話でしたら、まったく違う言語、と言っていいと思います。わたしも普通話は多少分かりますが、広東語や台湾語は見ても聞いてもさっぱりなので。
- danke3
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中国語はたくさん種類があります 例えば、北京語、広東語、上海語、福建語、台湾語など 中国には56の民族(人口の95%は漢民族)が住んでいるわけですから、 56の言語があります(中国語と言えないものもあるでしょうね) それから日本の各地方に方言があるように、中国でも地方によって発音は違います 私たち日本人が一般に中国語と言っているのは北京語をさします 現在、中華人民共和国と中華民国台湾での国語(公用語)となっています 中国を旅行した時(仕事)、TVで時代劇らしきドラマをしていて、字幕が出ていました 中国人(日本語堪能の仕事相手)に尋ねると、中国全土で通じる言葉でないので 字幕を付けるのだと言うことでした しかも、それで判るとは限らないそうです 字が読めて、発音までできても、意味がわからないのが普通だそうです だから字幕も、意味がないとのことです (その言葉が通用しない地域の人が読んでも判らないのですからね)
- poyon06
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こんばんわ。母が台湾人ですので、回答には自信があります笑 発音違います。 この間台湾人の従姉が来日したのですが、ちょうどその話題になったとき。 『発音をきけば、同じ北京語でも台湾の人かそうでないか分る』そう言っていました^^ また、言葉ですと。 例えば『愛人』=中国(愛する人=恋人) 台湾(奥さん=妻) って違いもあります。 また同じ中国においても、都市によって発音が違うそうです。 北京と上海では発音が違うそうです。
補足
日本語の方言とはレベルが違う感じですね。 貴重な体験談ありがとうございました。
補足
台湾語とは中国語の繁体字のことですか? もしくは台湾には中国語と違う独自の言葉が存在するのですか?