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パリのバカンス
「パリの物乞いでさえ8月には首都を離れると聞いている」 "On dit que meme les mendiants parisiens quittent la capitale en aout." という会話文を見ました。これはジョークでしょうか、実際にホームレスもパリから離れるのでしょうか?
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「8月には物乞いでさえパリを離れる」・・・・この言葉はたしかによく聞きました。 これはジョークでも他国の人の皮肉でもなく、当のパリジャンたちの間での、彼ら独特のオーバーな「たとえ」と言ったほうがいいのかなと思います。 たしかにひと昔前には、バカンスのシーズンになるとルノーだとかプジョーだとかシトロエンだとかのオンボロ小型車に一家全員とワンちゃん、それにルーフの上にまでかなりの荷物を積み込んでどこか南の方に出かけるといった光景が見かけられたものでした。お隣もいつの間にか居なくなった、こちらも・・・・と。 そのために南仏などに向うルートはどこもかしこも大変な渋滞、そしてあっちにもこっちにも故障車と途方にくれた家族たちといった光景もいつものこと。 それは五月の連休やお盆の頃に故郷を目指して東京を離れる、あの激しい渋滞なんかの比ではない。もうほとんど某国の首都侵攻が近いことを知ってヒステリックに地方に逃れる難民の列と表現したほうが当たっている・・・そんな光景でした。 これじゃあパリはがら空きだゼ、この分じゃあ物乞いだってパリにゃ残っては居ないさ・・・・こんなところから出た言葉じゃないでしょうか。 しかし、少し前までパリに住んでみての感想では、最近の夏のパリでは、たしかにすっかり静かにはなるし、アララ閉まっている・・・・といったお店も方々にあるものの、それでもかなり多くのお店やレストランも営業をしていますし、公的機関も業務をしていますし、公共交通機関はもとよりタクシーなどもあまり普段と変わらないように思いました。もちろん物乞いさんもホームレスさんもいつもと同じ。そして観光客もたくさん。 しかも、最近のパリは異常気象のせいかとても暑い日が続くことがありますが、もともと小さな窓が部屋の一面にしかないパリの住まいとて、その暑苦しさは以前と比べ物にならないぐらいなんです。それでも夏のパリで頑張り通す人が増えている、パリもいつしか変わっているんだと感じたものでした。
お礼
実際パリに住んでいた方からの回答で信頼できます!