ピケティの資本収益率
まだ、本書を読んでいなく雑誌等の解説レベルの知識です。ピケティは資本収益率が過去においてだいだい常に4%から5%となっていることを示しました。限界生産力説の理論もあまり詳しくはないのですが、これと関連していると思われる収穫逓減の法則について、経済学の教科書をみると、必ず記述されております。
収穫逓減の法則によれば投下した資本に対する産出は次第に逓減していくということですね。企業活動をイメージしても規模が大きくなればなるほど、投下した資本に対して、産出量が次第に以前ほど増えなくなっていくであろうことはなんとなくそうであろうなという気が致します。
経済学の理論も、この法則を前提に理論を構築していますね。例えば需要曲線が右下がりとなることもこの法則から導いています。
ピケティが示したように資本収益率が4%から5%に常に収まっているとすれば、収穫逓減の法則は成り立たず、経済学理論の前提となっている話も根底から覆されるようなことなのでしょうか。
お礼
理解できました。答えていただいてありがとうございます。