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nasal plosive が現れる言語

"English" の発音中に現れる鼻音は plosive か stop のどちらか、ということが気になっているのですが、鼻音の ng は後続の g (ガギグゲゴのグ)の影響が強いので、はやく読むと大抵 plosive ではありえないと素人ながら思いました。 英語で nasal stop がないとすると(これは素人考えで誤解かもしれませんが)、別の言語で nasal stop が使われる例を探しています。

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noname#19923
noname#19923
回答No.1

またしても私で申し訳ありません。ただ,今回のご質問の意図が分かりかねますので,他の回答者の方々のためにも,補足をお願い致します。 まず,plosive か stop か,という点ですが,plosive は口むろ(oral cavity)の「閉鎖」,stop を「閉鎖+解放」と解釈しておきます。 >"English" の(...)ng は後続の g (ガギグゲゴのグ)の影響が強いので、はやく読むと大抵 plosive ではありえない ゆっくり読んでも「エング」は「閉鎖」のみで,「解放」はないと思います。 >英語で nasal stop がないとする これも分かりかねます。口腔内は [t] で,声帯を震わし,空気を鼻腔に送れば [n] になります。つまり,[n] は「完全鼻音化閉鎖音」あるいは「完全鼻音化破裂音」ということができます。 たとえば,none をふつうに発音するとき,最初の n は「完全鼻音化破裂音」,最後の n は「完全鼻音化閉鎖音」となるでしょう。(最後の n は「解放」しても構いませんが) ただ世界を見渡せば,鼻音化にもいろいろあることが分かります。 たとえば東北方言やアフリカ諸語(スワヒリ語など)オーストロネシア諸語(フィジー語など)には,子音の前半が鼻音化したものがあります。これを pre-nasalized consonant といいます。 東北方言であれば, 枝(えだ)→ エンダ 窓(まど)→ マンド  など 逆に子音の後半が鼻音化した post-nasalized consonant というのもあります。これもアフリカの諸言語が有名(ムムイエ語など)ですが,感じとしては英語の sudden や cotton の [tn][dn] のようなものとお考えください。 さらにさらに,音韻的には先の pre-nasalized consonant と同等ではありますが,子音全体に渡って鼻音化した子音を持つ言語(エンブ語)もあります。ただし,鼻腔への空気の流入が [n] や [m] ほどではないので,nasalized consonant と呼ばれ,[b] [d] [g] などの上に「チルダ(~)」をつけて表記します。 なんだか余計なことばかりしゃべってしまいましたが,いかがでしょうか?

noname#41299
質問者

お礼

120%満足の回答です!誤解を恐れず質問をいつもするのですが、こんなにも素晴らしい回答をしてくださるのは恐縮でもあり、うれしいです! 「plosive は口むろ(oral cavity)の「閉鎖」,stop を「閉鎖+解放」」 このことをわかっていなかったことが一番の原因でした。「破裂音」という名称から勝手に想像して誤解してました。plosive にも in- と ex- の両方あったことを思い出しました。 いつもですが、とても勉強になります!

その他の回答 (1)

noname#19923
noname#19923
回答No.2

#1です。 ごめんなさい。一カ所取り違えてました。 >plosive は口むろ(oral cavity)の「閉鎖」,stop を「閉鎖+解放」 逆です。 plosive は「破裂音」で,「閉鎖+解放」 sopt は「閉鎖音」で,「閉鎖」のみ。 深くお詫び申し上げます。

noname#41299
質問者

お礼

いえいえ、こちらこそおかしな質問をしてしまいまして。 あとで調べたら、nasal と plosive を比べるのは「虎」と「イルカ」を比べるのと同じくらい変だとわかりました。英語の音声の解説書を6冊そろえて読んでいる最中です。本当にいつも助けてくださって、感謝してます。問題意識を持って読むのとそうでないのとでは理解に雲泥があります。こういった問題意識を、たとえ結果的に間違っていても、大切にしたいと思っています。

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