- ベストアンサー
発音記号 エング
有声軟口蓋鼻音なので、軟口蓋に舌をつけて「ング」のように発音します。 ここで疑問ですが、カタカナで表すなら最後の「グ」の発音の仕方は 参考書では、鼻から抜ける音。 ネットでは、軟口蓋と舌をくっつけて離れるときの音。(つまり[g]を弱めた音?) と書かれています。まず鼻から抜ける音で「グ」は無理です。 やはり[g]のような閉鎖音で「グ」と出すのでしょうか?? 発音記号自体も[n][g]合わせたような記号ですし・・・ よろしくお願いします
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>[g]のような閉鎖音で「グ」と出すのでしょうか?? 発音記号の定義上は/g/の発音をする必要はありません 私はしません ですから、singは「スィン」です(ただ昔は/g/を発音していたと本で読んだ記憶が・・・) ただ次の単語の場合は/g/の音は出さないといけません finger /fIŋgə/もしくは/fIŋgɚ/ 日本の人はこの/g/を出さない人がしばしば見受けられます ちなみに/g/はstopで/t//d//k/の仲間, /ŋ/はnasalで/m/や/n/の仲間です 日本語では表記上どちらも「ガギグゲゴ」を使いますが、発音方法は/g/と/ŋ/2種類ありますね ただ、「グ」を発音しようがしまいが、大きな問題にはなりませんが・・・(fingerは/g/を忘れずに)
その他の回答 (1)
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
日本語の音を書く仮名は、ヨーロッパのアルファベットのレベルより抽象的な物があります。例えば「ん」は、後に来るものによって[m][n][ŋ]の1音節を一文字で表すことが出来ます。 このうち、音節鼻音の[n]と[ŋ]には組織上の区別がありません。したがってこの区別がある朝鮮語、中国語、英語のような外国語を書き表す時は、日本語では要らない区別を書く必要が出てきます。 「ング」の「グ」の役目は、次が [g]で始まる「グ」であるため、[n]ではなくて、同化による [ŋ]の方を示すことです。 ですから、中国読みの「王」を「ワング」と書くのは [waŋ]を表しています。 そこでご質問ですが >>やはり[g]のような閉鎖音で「グ」と出すのでしょうか?? ここの「グ」は、実際の発音を表す文字ではなく、「グ」の位置に舌を置き、息が鼻へ抜ける [ŋ] を書く方便だと思います。 言い換えれば、音節鼻音が軟口蓋閉鎖音に隣接する場合の同化による単音(allophone)を表している訳です。
補足
finger の場合、エングの後に[g]がきています。エングの「グ」を[g]で出すと、 フィングガァーのようになりますよね? 結局エングは軟口蓋に舌を当てて「ン」だけでよいのですか?