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スペイン語の発音
私が今まで習得した言語は英語とフランス語で、ラテン語とイタリア語が少しで、スペイン語も昔 齧りだけ 学習したことがあります。ですから スペイン語の単語なんかも ある程度類推できる場合も多いです。 そこでスペイン語の知っている人に質問です。スペイン語は英語やフランス語に比べると ほぼローマ字通りに読めばよく、発音も日本人には親しみやすいと思うのですが、それでも よく分からない発音があります。一つはyの音です。ジャ行の音に近い音で発音する人もいれば英語のようにヤ行で発音する人もおりますよね。 ジャ行の音で発音する場合も フランス語のjとは少し違う気がします。正確には どのように発音するのでしょうか?もっと分からないのはllの音です。この音ってyをジャ行の音に近い音で発音するのとは違うんでしょうか?発音に関してはスペイン本国と中南米諸国とで 大まかな基準みたいなものがあると思ったのですが、詳しいことは分かりません。 ついでに もうひとつ質問なんですが、アルゼンチンて スペイン系よりもイタリア系の移民の多い国ですよね。それでも 公用語はスペイン語ですよね。どうして イタリア語でなくスペイン語が公用語になったのでしょうか? それでもイタリア語の影響も多少は受けていて、中南米の中ではイタリア語もかなり通じるとは思うんですが、そのへんのところ どうなんでしょうか?
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まずはスペイン語の専門家ではありませんので、他の詳しい回答をお待ちになるか、内容についてはその点を考慮にされお読みください。 1.yの発音 単独では「イ」かと思います。 少しかじったと言うことでしたら、ご存じかも知れませんが、英語のand,フランス語のetに相当します。 ya(英語alreadyなどの意)は「ヤ」が辞書の発音記号に載っている発音ですので、この音が標準と思われます。ただ、「ジャ」の発音も一般的かと思ったりしています。yo(英語のI)は「ジョ」の発音もふつうと考えています。これは語頭やその単語の最初の音とかの場合でよくあるかも知れません。またはn,lの直後と辞書に書かれています。英語のjudgeの音に近いでしょう。usuallyに出てくる音とは異なるかと思います。 フランス語では間違いなければ、jはusuallyの中の発音に近いですね。フランス語のJaponと英語のJapanの発音は違いますが、スペイン語では英語の方によく似た発音かと思います。 2.llの発音 標準スペイン語では、llaは「リャ」となっています。 llamarは「リャマ(ー)ル」ラテンアメリカや北アメリカ、スペインの一部では、「ヤマ(ー)ル」「ジャマ(ー)ル」と発音されるようです。「リャ」はmillionの[lj]の音に近いかもしれません。フランス語では、familleのllは[j]かと思いますが、それとも違うことになります。 3.アルゼンチン アルゼンチンの歴史とか詳しくないのでわからない点が多いですが、 http://www.chile-tour.com/argentina/arhistory.html によりますと、1880年頃からイタリアなどの意味の急増と言うことらしいです。でも、植民地はその300年前以上からあったのではないでしょうか。たまたま、スペイン語を母語とする人たちの影響でスペイン語が主流となったのではと推察します。どうしてブラジルではポルトガル語って言う質問に通じるところがありますが、憶測の域を超えないところが残念です。 辞書によりますと、1516年のスペイン人Juan Diaz de Solisのラプラタ川探検後、植民地化が始まったようです。1862年にアルゼンチン共和国になる。 って言う感じで書かれています。 ラテンアメリカでイタリア語が通じるかどうかはわかりません。その土地で生まれ育ったらおそらくメインはスペイン語かと想像はしています。もちろん、親がイタリア語を家庭で話す環境であれば、その影響は大なのではないでしょうか。 ご参考にしてください。
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- lupinletrois
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私は方言調査が好きですが、スペイン語は解説できるほどではありません。 まず、LL について。日本人には「リャ」,「ヤ」,「ジャ」に聞こえます。 どれもスペイン語圏の人には同じ音とみなされ、差は日本語カナより近いです。 音声学でヴァリアント(その言語で区別しない音の違い)といいます。 ほかに有声子音・無声子音を区別しない言語もあります。 私の感覚で書くと「ニャ」のつもりで「ヤ」と「リャ」の中間音。 (舌の前半分を歯茎に近づけて発音) 地域の差、個人の差です。地域で分けると、 「エリェ」伝統的な音でスペイン北部・ペルー 「エイェ」その他広い地域、強く発音されると「エジェ」 " y " : ll と同じ、ただし「リャ」行の音にはならない。 アルゼンチンですが、公用語は、社会的に重要なポストを占めていた人たちの 言語が優勢と考えられませんか。つまり植民地時代の宗主国です。 イタリア語の影響。 ビールはスペイン語ではcervezaですが、アルゼンチンではイタリア語風にbirraも あります。 また、trabajo(仕事・作品)やtrabajar(働く)のかわりに、イタリア語風に laburo(イタリア語ではlaboro)やlaburar(イタリア語ではlaborare)ということ もあります。
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回答ありがとうございます。 スペイン語も英語のように多くの国で使われていますよね。アメリカでも使われていますからね。 ヒスパニックのスペイン語は かなり英語の影響を受けていると思いますが。
概ねcircle314さんの説明でよいと思います。スペイン語は 8世紀から15世紀にかけて徐々に変化して近代語化していますので地域によって発音の差があります。711年から1492年までアラビア系の王朝に支配されていたので(北部は12世紀ごろまでに国土回復していたが)この間に方言化が進んだといわれます。今日スペイン語と呼ばれるのは全国を制覇したCastilla王国の言葉です。スペイン語のことをエスパニョール又はカステリャーノ(カステジャーノ)といいます。 俗に中南米の発音と一言で言いますが中南米には18国があり、発音は少しづつ違います。しかし、勢力が強いのはスペインの南部地方の発音の影響を受けたものです。特長は S,C,Zの発音を区別しないことです。同様にVとBも区別がありません。問題のLlover(雨が降る)Calle(通り)などは ジョベール、カージェと発音されます。アルゼンチンでは ショベールと発音する人も多く、ポトガル語に近くなります。 大学でスペイン人教授に習った人はLLを正しく発音しますが、一旦中南米のスペイン語になれるとジャ行の発音に変る傾向があります。日本人に発音しやすいからでしょう。 アルゼンチンは広大なパンパで牛、羊、小麦生産が大規模に行なわれヨーロッパに輸出された結果、農園の労働力が不足しヨーロッパ、特にイタリアの貧しい地域から大勢の移民や出稼ぎがやってきました。マルコ少年の母親も出稼ぎの一人です。マルコ少年はイタリア語だけで母を訪ねて旅行したのでしょう。 簡単な話はイタリア語でも通じますが、当時のアルゼンチン人の二人に一人はイタリア系だったと思われるので、何ら困ることはなかったと思います。タンゴはブエノス・アイレスの一角で貧しい移民を中心とする貧民層の中から生まれたダンス音楽ですが後に歌がつけられました。歌詞には当然イタリア語の影響が強く、これらの言葉はルンファルド(Lunfaldo)と言われ一種の隠語ですが辞書もあります。アルゼンチンのスペイン語は独特の単語と抑揚で知られ遠くからでも分かるほどです。アルゼンチンは中南米でイタリア系がスペイン系より多い(僅かながら)唯一の国です。
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回答ありがとうございます。 スペイン語では カステーリャ語のほかにカタルーニャ語も使われていますよね。スペイン語とフランス語の中間のような言語と聞きましたが、発音だけ聞くと スペイン語に近い気がしました。語彙や文法も カステーリャ語とは非常に似ているはずなんですが、それでも 別言語なんですよね。
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回答ありがとうございます。 たしかスペイン人にとってはヤ行ジャ行の区別が 日本人にとってのRとLのように難しいと聞いたことが あります。 スペイン語のllaは イタリア語のgliaみたいに発音するのも聞いたことがあるんですが、耳で聞くとyaと識別しにくい場合が多いように感じられんですが。 「母をたずねて三千里」のマルコがイタリアからアルゼンチンに渡ったとき、言葉は通じたのか疑問に思いました。もっとも この2つの言語は非常に似通っているので すぐ覚えられるとは思うんですけど。