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水素原子の問題とは?
- 水素原子の問題について、ポテンシャルV(r)の求め方を解説します。
- 問題では、点電荷から受ける水素原子の電子のポテンシャルV(r)を求める必要があります。
- シュレディンガーの式にV(r)=-1/4πε・(e^2/r)+追加のポテンシャルが足されることを考慮する必要があります。
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雑な回答の仕方をしてすみません。少し整理して回答させて下さい。訪ねているのは、追加のポテンシャルですね。そうすると、 (1)の追加のポテンシャルは、 Ze^2/|z-a|+Ze^2/|z+a| ・・・(*) となります。|z|<<|a|とすると、|z|/|a|のべき級数で展開できます。各項の係数はルジャンドル多項式になります。(*)の奇数べき(lが奇数)の項はP_[l]が奇関数ですから0になりますね。 (2)の追加のポテンシャルは、電子が点(x,y,z)[位置ベクトルr]にあるとして、ポテンシャルを求めます。基本的な考え方は(1)と同様です。x軸上の、±aのところに置かれた、点電荷による追加ポテンシャルを求めたら、y軸,z軸は、も同様ですので、それらを加えれば良いのです。 使うルジャンドル関数は、x軸の点電荷の場合、 1/|r-a|=1/a|Σ|(r/a)^[l]P_[l](x/r) 1/|r+a|=1/a|Σ|(r/a)^[l]P_[l](-x/r) となりますね。ただし、左辺のr,aはベクトル、右辺のr,aはスカラーですので間違えないで下さい。 とにかく、計算は面倒くさくなりますが、この手順で計算すれば、求めることができると思います。(私は、計算が面倒なので、途中でやめました。後は根気の問題です。)
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- ojisan7
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早合点をしてしまいました。(1)についてはそのポテンシャルで良いと思います。(2)については電子が点(x,y,z)[位置ベクトルr]にあるとして、ポテンシャルを求めます。基本的な考え方は(1)と同様です。ただし、r,aをベクトルとしたとき、1/|r-a|を|a/r|で、べき級数展開(テーラー展開)すれば、各項の係数はルジャンドル多項式に等しくなります。式で書けば、 1/(r-a)=1/|r|Σ|a/r|^[l]P_[l](cosθ) となります。ただし、cosθはrのa方向への方向余弦です。
お礼
回答ありがとうございます。 ちょっと追加でお聞きしたいのですが、 (2)はなぜ1/|r-a|=1/a|Σ|(r/a)^[l]P_[l](x/r) 1/|r+a|=1/a|Σ|(r/a)^[l]P_[l](-x/r) になるのでしょうか? ここをもう少しご教授願えないでしょうか? お願いします。 ちょっとコメントが逆になってしまいました。 すみません。
- ojisan7
- ベストアンサー率47% (489/1029)
考え方の方針だけ示します。 (1)については電子の座標をzとしたとき、電子のポテンシャルはすぐに導けますね。 V=-e^2/z+Ze^2/(z-a)+Ze^2/(z+a) この式をテーラー展開して、z/aに関して4次の項まで求めればよいわけです。 (2)は(1)が求められればすぐにできます。ポテンシャルはスカラー量ですから、x軸、y軸、z軸それぞれの和をとれば良いだけです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 追加のポテンシャルがV=-e^2/z+Ze^2/(z-a)+Ze^2/(z+a)ということですか? これは量子力学の授業の問題で、 ヒントにルジャンドルの多項式がかいてあるのですが…。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。非常に助かります。この問題は量子力学の授業で出されたので、てっきり量子の問題かと思っていましたが、実際は電磁気の問題なのですね。電気双極子の問題みたいですね。量子の事項は使わなくていいのですよね? (1)は(おそらく)出来ました。 (2)はう~んてな感じです。 確かに計算がすごそうですね…。