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中国語アクセント?京都の数の数え方
中国語に詳しい方の目に触れることが多いと思い、こちらに投稿します。 京都では、1から10までの数を続けて数えるとき(子どもが風呂につかるときなど)わらべ歌のような「節」をつけます。(11から20の節もありますが煩雑なので今回は省きます) 一 いち ラソ 二 にい ミソ 三 さん ラー 四 しい ソー 五 ごお ラー 六 ろく ラソ 七 ひち ラソ 八 はち ラソ 九 くう ラー 十 じゅう ミー とにかく♪ラソミソラーソーラーラソラソラソラーミー、というメロディーに乗せて歌うように数えます。 少し前の朝日新聞夕刊の記事によると、こうした数え方は京都だけでなく大阪の一部でも行なわれているということでした。 そこで思い出したのが小学生の頃に学校の先生から聞いた話です。この節は中国語の古いアクセントと関係があるらしいというようなことでした。遣唐使なのかもっと後に中国に留学した僧侶なのか、とにかく中国語を学んだ人が、アクセント(声調?)を子どもに覚えさせるために考えた歌だという話でした。 大学で中国語を選択した友人にきいても現代の標準北京語ではないらしく関係が良くわかりませんでした。 そこで質問です。 この節は本当に中国語の反映なのでしょうか? もしそうだとすれば、いつの時代のどの地方の発音に近いのでしょうか? よろしくおねがいします。
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現代の普通話(北京語)の四声かも?と思ったのですが、違うようです。 中国では、四声といって、音の発音の違いで単語を聞き分けます。 よく「マー」という音の発音を下記にような音の違いで「マ ̄マ/マ_マ\」のように表現します。 1声  ̄ 2声 / 3声 _ 4声 \ (3声は一度沈んでまた語尾が上がる感じ) 数字の「声」を書くと 12345678910  ̄\ ̄\_\ ̄ ̄_/ これを当てはめると 一 ラー 二 ラソ 三 ラー 四 ラソ 五 ミソ 六 ラソ 七 ラー 八 ラー 九 ミソ 十 ソラ というわけで、全然違いました。 でも、なんらかの音を教えるため、という感じはしますよね。 昔の古い和服を着た女の子が、お手玉かなにかしながら、数えている感じもします。 たいした情報でなくてすいません。
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- nobijp
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理にかなっていますよね。 中国語というのは、北京話を基づいた標準語と等しいことではありません。北京話はただ一種類の中国語で、北方方言区の代表方言です。今、北京話のアクセントは四つしかありません(軽声を除いて)。 でも、中国語は歴史からずっと少しずつ変わってきました。そして、所々で歴史の痕が残っています。今、中国語の大体七つの方言地域が分かれています、それは北方方言(北京話がその代表)、呉方言(上海話がその代表)、湘方言(長沙話がその代表)、カン方言(南昌話がその代表)、客家方言(梅県話がその代表)、えつ方言(広東話)、ビン方言(福建話のこと、アモイ話がその代表)。別々の方言は違った歴史時代の中国語を残して、保存しています。そして、発音とアクセントも違っています。 北京話は四つのアクセントがあり、アモイ話は七つ~八つ、広東話は九つであります。 私が使っている福建省東部の咸村(アモン)平話から見ると、下のようになります。(五度標音法を使う。全部の音高は「ド、レ、ミ、ファ、ソ」にする) 一 イt 5 二 ネイ 23 三 サム 33 四 シイ 45 五 ゴー 23 六 leok 1 七 チt 5 八 ペt 5 九 カウ 1 十 セp 1 それに対して、北京話はそのようです: 陰平 55 花生 一、三、七、八 陽平 35 來梅 十 上聲 214 我脚 五、九 入聲 51 妹四 二、四、六 以下は福建省の其々の方言のアクセントです。アクセントの参照になれますから。 1.福州話 陰平 44 衣詩 陽平 53 夷時 上聲 31 以死 陰去 213 意四 陽去 242 異是 陰入 23 乙錫 陽入 5 入習 2.長樂話 陰平 44 東方 陽平 53 同防 上聲 22 董紡 陰去 211 棟放 陽去 343 動遠 陰入 23 篤忽 陽入 5 毒惑 3.福清話 陰平 53 班家 陽平 44 彭忙明人 上聲 32 死板敏緊 陰去 21 四旦百伯 陽去 42 鄭重縣令 陰入 12 發潑革得 陽入 5 達末或極 4.永泰話 陰平 44 安裝 陽平 453 寒存 上聲 31 罕黨 陰去 212 漢鑽 陽去 242 陷状 陰入 3 喝作 陽入 5 合濁 5.古田話 陰平 55 金詩 陽平 33 琴棋 上聲 42 水子 陰去 21 記憶 陽去 24 字運 陰入 2 急的 陽入 5 獨立 6.福安話 陰平 33 千倉 陽平 11 錢床 上聲 42 淺蠢 陰去 35 占寸 陽去 23 賤順 陰入 5 切撮 陽入 2 拔俗 7.寧 話 陰平 44 公安 陽平 22 手時 上聲 42 水海 陰去 35 志氣 陽去 31 會議 陰入 21 積測 陽入 5 極力 8.壽寧話 陰平 33 詩機 陽平 11 時其 上聲 42 死紀 陰去 24 四記 陽去 212 是技 陰入 5 失吉 陽入 2 習極 9.周寧話 陰平 44 詩歌 陽平 21 同時 上聲 42 可以 陰去 24 報告 陽去 213 命運 陰入 5 得失 陽入 2 學習 10.福鼎話 陰平 44 詩梯 陽平 212 時遲 上聲 55 紀抵 陰去 42 智意 陽去 33 字地 陰入 4 吉息 陽入 24 極習 メチャノさんの問題へ戻ります。 このわらべ歌はどの時代、中国のどこから伝わりましたか。それはまず確認しなければなりません。呉音?唐音?そして、あの時或いはあの地方のアクセントと対照して、分かるかもしれません。
お礼
返答が遅くなりすみません。 中国語には方言ごとにいろいろな高低の調子があるのですね。 どれも音楽のようで興味を持ちました。 ありがとうございました。
お礼
四声というのですね。全然違うとはおっしゃいますが、七八が同じパターンだったり少し共通することはあるかも知れないですね。 お手玉というイメージは懐かしいです。 小学生の頃この節で同級生の女の子たちがお手玉をしていました。 返答が遅れてすみませんでした。どうもありがとうございました。