総資本回転率について

質問

総資本回転率とは、売上高÷総資本で求め、回転数が求められますが、回転数というものに違和感を感じます。資本が回転するというイメージがわきません。
例えば、200万の総資本で400万の売上をあげたら、総資本回転率は2回となりますが、私のイメージでは200万の総資本で400万の売上を上げたので、2倍の方がいいんじゃないか？という気がします。
600万円の売上を上げたら3倍となり。
前者の2倍より、後者の3倍の方が効率的に資本を活用したというようなイメージが沸いてしまいます。
資本が回転するとはどのようなことなのでしょうか？
よろしくお願いします。

回答No.1

hellotoear · ベストアンサー

資本主義や会計学は欧米で生まれた概念、あるいは確立された考え方といえます。考え方を日本語にどう言い換えたかを考察してみましょう。

総資本回転率は、英語で“total assets turnover”などで表現されています。
そして定義は以下の通りです。

（参照）http://www.specialinvestor.com/terms/930.html
Definition
The ratio of net sales to total assets.
Thus, the total asset turnover ratio compares the turnover with the assets that the business has used to generate that turnover.
In other words, we are just saying that for every 1 of assets, the turnover is x.
「定義」
総資本に対する売上の比率。
ビジネスで売上を上げるのに使った資産とそのお返し（見返り）としての売上を比較した比率である。言い換えれば、1ドル毎にそのお返しの売上は何ドルになるかということになる。

“turnover ratio”は「回転率」と訳されるといえます。
（参照）英辞郎で“回転率”と入れて検索してください
http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=%89%F1%93%5D%97%A6&word_in2=%82%A9%82%AB%82%AD%82%AF%82%B1&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0Je

“turnover”は「ひっくり返る、折り返す、回転する、転倒する」などの意味です。いくらいくらのお金（資本）をかけて、その見返りとして戻ってきたのがいくらだったという意味です。それが、資本の「回転」とか「回転率」といわれているのです。

なお、下記URLなどをみると“turnover ratio”あるいは “turnover”は“○ times”となっており、日本語では「○回」と訳せますが、また「○倍」とも言えますので、質問者さんのおっしゃるように「○倍」でも全く差し支えないと思います。

（参照）http://www.bized.ac.uk/compfact/ratios/asset3.htm
We see the result of 1.56 times for 2001 ... this means that turnover is 1.56 times bigger than total assets.
The Total Asset turnover ratio has worsened a lot over the two years. If 2.57 times was good, then 1.56 times is definitely worse.
Can we see why this ratio fell so sharply?
（参照）財務分析の表がありましたので、添付しておきます。“Assets Turnover Ratio”等の計算式の定義があります。
http://cpaclass.com/fsa/ratio-01a.htm

お礼

回転数とは、資本の見返りがどれぐらいかという意味だったんですね。ありがとうございました。

回答No.2

noname#77757

総資本回転率
例）
　総資本回転率＝純売上高／総資本＝１６５，３８０／７７，９９６＝２．１２回

　ＰＯＩＮＴ　資本回転率の増大は、利用効率の増大と資本の節約の面が考えられる。

　総資本の１年当りの利用状況としての回転率もしくは回転期間が明らかにされる。あるいは、この式によって総資本１円あたりの売上高が示されることになる。
総資本回転率は流動資産回転率、固定資産回転率等を包含するものであるので、これらの回転率が高くなれば総資本回転率も当然高くなる。

　資本回転率とは、資本の利用効率を示すものであり、具体的には資本の利用によってどのぐらいの取引量、つまり売り上げ高がもたされたかを明らかにするものである。

＊例えば
　１００の資本で４００の売り上げを実現したとすれば、この場合の資本回転率は４回である。資本を一定にして売り上げを５００に増大させれば、資本回転率は５回となって資本の利用効率が高まったということになる。

　なんだか久ぶりに回転率の質問が来たので嬉しく思いました。ここでは上手く説明できなくって気をもみながら回答しましたｗ＞＜；勉強になった。アドバイスにしかならないけど、これで限界＞＜；ｗ

お礼

初心者なんで、ちょっとわからないこともありましたが、参考にさせていただきました。ありがとうございました。