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企業の売上と資本金について
就職でいろいろな企業を見ているのですがちょっと疑問に思うことがあります。それは売上と資本金です。 歴史ある大企業は売上が何兆円で資本金も何百億ということがあります。 なんとなくですが大きいし歴史もあるからという理由でその巨額さも納得できます。 しかし中には売上が五百億円もあるのに資本金は一億円。 しかも昭和何年という半世紀も歴史があるのに資本金はそんなに大きく伸びてない企業があります。 売上の大きさと資本金の小ささのギャップに疑問を感じます。 どうして資本金の何倍という売り上げがあるのに資本金は上がらないのでしょうか。 業界やその企業にもよると思いますがおおざっぱに言って資本金は新しい事業を始めるにあたってのお金ですよね。 それならいくらあってもいいし歴史があるなら年々増え続けてもいいと思うのですが・・・。 売上=利益ではないことはわかるのですがそうなると歴史がよくわからなくなります。 利益がそこまで出なくても毎年少しづつ増やせると思うので。 そこで、資本金が多いこと、少ないことのメリットデメリットは何があるのでしょうか。 また、売上のある企業はなぜ資本金を増やさない(増やせない)のでしょうか。
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> 資本金が多いこと、少ないことのメリットデメリットは何があるのでしょうか。 資本金が多額であれば、一定の社会的信用が付与され取引上有利に働く場合があります(取引条件に資本金要件が含まれていることもあります)。その一方で、配当の原資にしにくいため株主にとって必ずしもメリットではなく、また課税上不利なことが多いといえます。資本金が少額のときのメリットデメリットは、この裏返しとなりましょう。 > また、売上のある企業はなぜ資本金を増やさない(増やせない)のでしょうか。 増やさないのは、資本金が多額の場合のデメリットを回避すること、資本金を増額しても特に意味が無いことなどが考えられます。一般的に言って、取引を開始するに際し資本金の大小はさほど重視されないかと思います。 もちろん、増やしたいのに増やせない場合もありましょうが、ほとんどはあえて増やさないのだと思います。 > おおざっぱに言って資本金は新しい事業を始めるにあたってのお金ですよね。 ここを勘違いなさっているかと思います。資本金は、投資資金そのものではなく、むしろ計算上の概念に過ぎません。 すなわち資本金は、株式発行時や自己株式処分時の払込、または資本剰余金の繰入によって増加します。前者は資金流入があるところ後者はありません。また、資金流入は株式発行や自己株式処分以外の方法でも可能です(例えば借入や既存事業に関する債権回収、社債発行)。 従って、投資資金を得るのに、必ずしも資本金を増強しなければならないものではありません。
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- tamiemon96
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・資本金を増やすということは、もっとも簡単な例が、株を発行して、皆さんに買ってもらうということです。 ・株の代金として会社が集めたお金が「資本金」です。 ・株主はオーナーだとお考えください。 ・株が増え、株主が増えると、経営上の意思決定などで、色々な意見が増えて、まとまらず、手間がかかり、経営のロスが生じてきます。 ・会社が順調で、手持ち資金が現金や預金で十分にあれば、あえて『資本金』という名目は必要ない・・・そう考える会社もたくさんありますね。 ・株の1単位が、株主総会の1票ですから、経営陣は常に過半数を確保していないと、なにかと大変なわけです。
お礼
ありがとうございます。資本金が増えすぎても逆に経営に影響するのですね。確かに大企業では株も多いですから経営にロスが出てきたりまとまらないということも納得がいきます。
へ?資本金とは元手ですよ?事業を始めるために必要な金であって、事業が軌道に乗ったら増やす必要などありませんけど? 新規事業を始めようと思ったときに資金を補充しようと思えば資本を募集することはありますが、自己資本(=資本金+利益の累積額)が十分なら資本金を増やす必要などありません。
お礼
ありがとうございます。事業に必要なものだったんですね・・。てっきり資本金ですべてまかなったりしているのかと思いました。
お礼
ありがとうございます。単純に資本金が多い=安定している企業のような考えがあったのでよくわかりました。資本金が多いからと言ってもいいことばかりではないようですね。資本金が投資資金ではなく計算の概念というのは驚きました。詳しく回答いただきありがとうございます。