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「ゴルフにおける左の壁の概念について」続編1
ゴルフ雑誌「ゴルフの物理(ポピュラーサイエンス 増田正美著)」には「ゴルフにおける左の壁の概念」について下記の説明があります。 (1)ゴルフのインパクトと同様に、剣道における打ち込みでも、また日本刀の試し切りでも、手の振りを止めなければスパッと切る日本刀の切れ味は楽しめない。 (2) また、鞭でも手元を止めるどころか、逆の方向に手を引き戻さなければ鞭の先は走らない。鞭の先端の速度は音速を超えると言われている。鞭の手元は太く、先端ほど細く軽い。したがって、運動量移転をうまく使って軽い鞭の先端を走らせることができる。 (3)釣り竿の遠投では左手を手元に引き、右手で投げ下ろした竿は、最後に左手を前に突き出していわゆるブレーキをかける。つまり、竿の振りを止めることによって遠くに針先を飛ばすことができる。 私の疑問は以下です。竹刀、鞭、釣竿はゴルフクラブと違い、最高速度近辺で必ず手の振りを止めるとは思います。 しかし、「振りを止める」と本当に速度を上げることになるのか。もし「振りを止める」ことが速度を上げることになるのであれば、それが本当に「運動量の移転」によるものなのか。 手の速度をドンドン上げれば、振られる物の速度はドンドン上がるのは絶対的な事実である。もし振りを止めれば、より少ないエネルギーでより大きく加速できるのであれば、どの時点で止めるべきなのか物理的に証明できるのか疑問になります。「しなり」があれば、振りを止めると、バネエネルギーの放出と慣性により運動は続けるが、必ずしも加速はしないのではないか。加速する場合でも運動量の転化によるのではなく「しなり」のバネ力によるのではないか。また、鞭、釣竿の先端の速度と手の振りの関係はどのように計算されるのでしょうか。各々の専門家の方のご意見をお聞かせ下さい。(文字数制限の関係で「ゴルフにおける左の壁の概念について」の続編です)
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- otto0001otto
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こんばんは。 >ハエをたたく時、普通はテーブルを叩くまで振り続けると思います 柄が当たるまでですか? たしかにそういう人も多いとおもいますが、 正しい使い方ではありません。 道具には使いようというものがあります。 鞭の速度が音速を超えるかはしりませんが、 ゴルフクラブのヘッドスピードは40~60m/sec に達します。新幹線並みです。 あなたは、手をどんどん加速するだけで出来ると思いますか? 弓矢やゴムパチンコはどんなにゆっくり引いても飛んで行きます。 もし、矢を放つとき、両手を放してしまったらどうなりますか?
- otto0001otto
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あなたの思っている通りです。 腕を止めたときにエネルギーが移転しているわけでは なく、正しくは 体をターンさせたエネルギーがシャフトへ転移している わけです。 さて、次はそのエネルギーを開放しなければならない わけです。リリースということです。 そのときシャフトからヘッド、ボールと転移していく わけです。 シャフトのエネルギーを放出するためには、それを支える ものが必要で、それが手-実は胸-なのです。 >手の速度をドンドン上げれば、振られる物の速度はドンドン上がる・・・ たしかにそうです。 でも、目的地は決まっているわけですからそういうわけには いきません。 ハエたたき-最近見ませんが-でハエをしとめるとき、 振り続けないですよね。 ハエがとまっているテーブルの面が左の壁です。 速度計算は他の方にゆだねます。
補足
私が記載しました「ドンドン速度を上げる」とは当然スタートから目的地までの間でのことです。 「私の思っている通り」と回答頂いたと言うことは、「竹刀、鞭、釣竿のいづれでもスタートから目的地までの途中で腕の振りを止めることは速度アップには繋がらない」と理解して良いと言うことでしょか。私の疑問はゴルフから端を発していることは確かですが、ここで質問しているのは飽くまで、刀、鞭、釣竿の振り方と速度の関係です。 ハエをたたく時、普通はテーブルを叩くまで振り続けると思います。ペシャンコに潰して汁を飛び散らしたくない時は直前で手加減はしますが。
補足
クラブヘッドは1m以上の回転半径を持った回転運動ですから、手の加速で可能と思っております。それより、ここで問題にしているのは手の振りを止める方が止めない時より本当に加速するのかと言う疑問です。それは物理的にはどのように説明できるのかと言う点です。 弓矢やゴムパチンコは腕が仕事をしてその中に溜めたバネ力の戻りのみによるものですから腕の振りを止める、止めないとは無関係の速度と思います。弓、パチンコを持つ左手(ゆんで)はしっかりと固定していなければバネの力が発揮できないことは言うまでもないと思います。ゴルフスイングで言えば、これが左の壁に近いものとも言えると思います。左足から頭にかけての支柱上の首の辺りにある円運動に中心をしっかりと固定しておくことが重要といわれる根拠ではないかと思っております。