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ミクロ経済学の市場分析ってなんの意味あるんですか?

前々から思ってたんですがミクロ経済学の市場分析なんか勉強して社会出て何の役に立つんですか? 譲ってミクロ経済学の情報の非対称性、ゲーム理論の分野 あるいはマクロ経済学や統計学のあたりは多少は経済を見るうえで役に立つ面もあるのでまだ許せますが 一般の企業が自分のとこの会社の消費曲線だの生産関数だの使って分析するわけないじゃないですか?要は学者たちが自分たちの自己満足の学問なんじゃないですか?許せない! 損益分岐点なんていっても、まだ原価計算の損益分岐点のほうが応用性ある気がします。

みんなの回答

  • iwow
  • ベストアンサー率27% (61/223)
回答No.2

経済学修士卒です. 学部で習うマクロ・ミクロはただの英語で言えば,文法にすぎないのです. 大学院にいくと,マクロはほとんど新古典派マクロ経済学が主流になっていて,ミクロの最適化行動を動学に応用してマクロ経済を構築しています. マクロ経済学のミクロ的基礎が重要になり,ミクロを知らないで通ることはできません. ミクロが集まって,マクロが出来上がっているのですから,消費者や企業,政府,中央銀行,海外のすべての主体がミクロ的に最適に行動してどうなるか?不均衡が起きればどうマクロがどう書き換えられるか?を考えるのは普通のことでしょう? 自己満足でしょうか?? 平成不況は,企業のバランスシートの悪化による設備投資の抑制,つまり,企業にとっては借金をこれ以上増やさずに投資を抑えるという最適な行動をとっているが,マクロ経済的には,量的金融緩和を実施して企業や消費者の予想にどういった影響を及ぼすかによって,マクロ経済的帰結は大きく変ることになります. 日銀の反インフレターゲット政策とインフレターゲットを主張するバーナンキFRB議長率いるアメリカとの意見の相違も,ミクロ的な分析の違いによるのです. ミクロ的には,市場均衡が保証されるときに,消費者と企業のそれぞれの分権的均衡が,一経済主体の最適な均衡と同値になる,すなわち,新古典は均衡になることが分かっていますから,マクロ経済をミクロ的最適化行動で表現して分析することができるわけです.アメリカの大学院のマクロ経済の教科書は,ミクロ経済学になっています 学部のマクロの教科書で,LM曲線やIS曲線を勉強しましたね?それも,LMの右辺は,L(Y,i)で書かれた実質貨幣需要でしたね.それも,厳密には,貨幣や債券,株式などの資産構成をどうするかという投資家のポートフォリオ理論で説明されて簡単に学部で紹介されているだけです.そこで研究者は,流動性プレミアムやリスクプレミアムが市場で変化すれば,どうのこうの?マクロ経済や,国際金融分野で為替がどうのこうの?という話になるわけです. 学部ではうわずみをすくっているだけに過ぎないのです. 冷静に考えれば,道理が分かると思いますが??

  • maman2
  • ベストアンサー率0% (0/3)
回答No.1

たしかに、マクロ経済学の方がミクロ経済学より役にたちますね。一般企業に勤めて30年近くたちますが、ミクロ経済学はまったく使わず思い出すこともなく過ぎてしまいました。アダムスミスの「見えざる神の手」とかという言葉もあまり有難さを感じなくなりました。ミクロ経済学は競争原理の哲学を証明するための学術理論なんじゃないですかねえ。だけど竹中大臣のようにご立派で能弁な方であっても、自由競争なんかを唱えていると「市場原理主義者」というレッテルを貼られて一刀両断されてしまうんですから、なかなかミクロ経済学は表に出して使いにくいですねえ。まあ、哲学だと思って噛み締めるためのものかも。経済学は専門応用分野と原理原則分野が混在していて、中間実用分野が少ないようにも思われるが、それだけ幅が広いってことで面白い。ノーベル経済学賞をもらうような学者はその幅広い分野を視野において専門を極めているということで、とてつもなく頭がいい人達と聞きました。

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