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英文銘柄レポートの日本語訳について
英文の銘柄レポートで、どうしても理解できない表現があります。 DCF分析による株価評価の過程を説明している部分で出てきます。 After ascribing a perpetual multiple of 7x to our forecast valuation cash flow of CNY215 bln for 2020, ... (1)\"a perpetual multiple\"とは一体なにを指すのでしょうか? (2)\"our forecast valuation cash flow\"は「(アナリストによる)予想キャッシュフロー」という訳でいいのでしょうか? (3)そして、全体の訳は。。。 どうか、知恵をお貸し下さい。
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あああ、判りました! multipleの解釈は、キャッシュフロー倍率と考えてしまってよいかと思いますが(←通常1株あたりのキャッシュフローで計算するので、厳密にはそう呼ばないかもしれませんが、定義は同じ気がします)、次の文を見ると「ascribe~to...」 の訳し方が違ってましたね。 この文章の根拠は、Riverviewさんの説明で間違いないかと思います。 ここに出ている数値以外の細かい計算過程は恐らくレポートの他の部分に書かれていると思いますので、質問の文を単純に訳すと、 キャッシュフロー倍率の"7X"を、我々の2020年キャッシュフロー見通しである2,150億元に当てて計算すると、1,860億元というターミナルバリューの現在価値が算出された。 となると思います。 この1,860億元と発行済み株式数から、公正株価(フェアバリュー)が算出され、これに対して現在の株価が上なのか下なのかで、現時点で同社株がundervaluedなのかovervaluedなのか判断する、という分析なのでしょうか? なんだか、回答してる私が理解してなくて、何回も混乱させてすみませんでした:-(
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- Riverview
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No.2のRiverviewです。 After ascribing a perpetual multiple of 7x to our forecast valuation cash flow of CNY215 bln for 2020, we derived the present value of the terminal value at CNY186 bln. これで疑問が氷解しました。 前半で算定しているのがterminal valueであり、the terminal value=CNY215blnX7= CNY1,505blnとなります。この銘柄レポートではdiscount rate(割引率)として15%を使用していませんか。株価の算定時期を2005年末、terminal valueの算定時期を2020年末とすると15年となります。このthe present valueはこう計算できます。 PV(CNY186bln)=terminal value(CNY1,505bln)/(1+0.15)^15 尚、^マークは累乗です。 このターミナルバリュー(終期価値、終価)の他に2006年から2020年までの15年間のキャッシュフローを推定し、その現在価値を計算して、終価と併せたものが推定時価総額で、これを発行株式数で除したものが1株あたりの株価という説明になるかと思います。 尚、訳については前回の回答で書いた通りで、変更はりません。
お礼
ご丁寧な回答をありがとうございました。 お陰さまで、理解することができました。 とてもとても助かりました。
- akijake
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#3です。 今気づきましたが、これってお急ぎの質問だったのですね。 一応いまここにある情報だけで訳してみます。 全文がないので、ある程度の仮定が入ってきますが・・・。 キャッシュフロー倍率=株価/一株あたりのキャッシュフロー という式があり、DCF分析にはこの評価方法が使われることがあります。 倍率が決まっていて、キャッシュフロー見通しと発行済み株式数がわかっていれば、2020年の同銘柄株価の算出は可能となります。 株価評価の過程を示す文と言うことなので、現在の株価評価の基準の1つであるキャッシュフロー倍率の7xと言う数値が、何によって導き出されているのかを説明しているのでは? 従って、ここで言うmultipleは、最初に言ったように、ずっと先まで継続するキャッシュフロー倍率(通常はPCFRと言いますが…)として考えようと思います。 この解釈が間違ってたら全部違ってきちゃいますけど・・・。 現在想定される「永久キャッシュフロー倍率」が「7x」であると考えます。 同社、またはアナリスト予想の2020年のキャッシューフロー見通しが「2150億人民元」だとします。 この文章の前後に、この7xという倍率が高すぎるとか低すぎるとかという記述はありませんか? この銘柄がどの業種かわからないので、7xという数値が業界平均に比べて、高いか低いか判りませんが。 なので、全体の訳は、 7倍とされる永続的キャッシュフロー倍率が、我々の2020年キャッシュフロー見通しである2,150億元によるものだと考えると・・ という意味に考えられます。 他の部分との意味が通じない場合は、最初のmultipleはキャッシュフロー倍率ではなさそうなので、この回答は無視して下さいね。 前後によって、ascribeの解釈も変わってくるかもしれないので、やはり正しい回答は全部を見ないと自信ないです。
補足
ご丁寧な回答、ありがとうございます。全文を掲載しなかったことで、ご迷惑をおかけしてしまいました。 上記の文に続くのが、↓です。 ..., we derived the present value of the terminal value at CNY186 bln. 「残存価値の現在価値を1,860億元と割り出した」という結論だと、akijakeさんの解釈と合うでしょうか。 7倍が高いか低いかという記述はありませんでした。中国通信業界なのですが。
- jayoosan
- ベストアンサー率28% (929/3259)
#1ですが、 ascribing a perpetual multiple で、「永久還元分析」「永久還元方式」のことを指しているのかもしれませんね。 「永久還元において求めた"7倍"という、私たちの2020年における215億人民元にも及ぶキャッシュフロー予測評価(見通し、算定)は、…」 やはり続く文がないと、日本語訳もうまくつづかないのでむずかしいのですが、もしかしたら不動産証券化に関する文章でしょうか。
お礼
早々にご丁寧な回答いただき、ありがとうございました。 この文章は、アナリストが目標株価をどのようなに導き出したかを説明したところに出てきます。 全文を掲載しなかったことで、ご迷惑をおかけしてしました。 ぜひ、参考にさせていただきます。
- akijake
- ベストアンサー率43% (431/992)
こんにちは。 (1)multiple は株価評価では、通常「株価倍率」の事を示します。 DCF分析による株価評価についての記述という事なので、「キャッシュフロー倍率」になるかもしれません。 Perpetual の認識の仕方が曖昧ですが、よく、継続的に評価を続けているときにperpetualを使う事がありますので、ここでも継続的という意味合いで使われているケースかなぁとも思います。 (2)この記述が企業によるものであれば、その株の発行元である企業経営陣による見通し、証券会社から出されたものであれば、アナリスト予想のキャッシュフローと考えてよいと思います。 perpetual multiple = 7X(7倍) 2020年のキャッシュフロー見通し= 2150億人民元 という理解で訳していけばよいと思います。 この後がないので、ここだけの訳は難しいです。後があればちょっとは判りやすく説明できるかもしれません。
- Riverview
- ベストアンサー率63% (227/355)
<(1)"a perpetual multiple"とは一体なにを指すのでしょうか> 株価収益率は株価が税引後利益の何倍かを見ますが、ここで想定しているのは、この税引後利益の代わりに年間のキャッシュフロー使う方法かと思います。また、急成長企業を分析するにあたり、成長が平準化して市場並みの成長を見込む段階をperpetualと称するのかと推測しています。 <(2)"our forecast valuation cash flow"は> われわれの将来価格算定のためのキャッシュフロー、という意味だと考えます。 <(3)そして、全体の訳は> 7倍という平準化後の掛け率をわれわれの将来価格算定のためのキャッシュフローである2020年の2160億元に当て嵌めると・・・。 上記の理解でいいのだと思いますが、a perpetual multipleという言葉は初見ですし、企業価値の算定で、10年以上先のある年を想定し、その年のキャッシュフローで株価を算定するという方法も初めてで、今ひとつ自信が持てません。全体の流れの中でこの解釈が正しいという結果になり、お役に立てればうれしい限りです。
お礼
ご丁寧な回答、ありがとうございました。 >10年以上先のある年を想定し、その年のキャッシュフローで株価を算定するという方法も初めて・・・ とのことでしたが、一般的にはそうなんですね。 ちなみに上記の英文の前では、2006~2020年のフリーキャッシュフロー成長率が予想されていました。 とにかく、とても分かり易く説明していただき、勉強になりました。ぜひ参考にさせていただきます。
- jayoosan
- ベストアンサー率28% (929/3259)
1)perpetual multiple これはDCF分析だけではなく、いろんな数値上の表現やIT用語などでもあるようですが、日本語だと「永久多重」または「永久乗算」みたいな訳になると思われます。 multiple of 7 でしたら「7の倍数」で考えられるのですが multiple of 7x とありますので、7xは分析上のなにかを指しているのでしょうか。 2)our forecast valuation cash flow forecast は予測 valuation は「評価」とか「見積もり」と訳せます 3) 「7xの永久乗算による私たちの2020年における215億人民元にも及ぶキャッシュフロー予測の見積もりは(予測評価は)、」 通常7xでも7倍と表せられますが、わざわざ multiple of 7x と記載していますので、7xの出所というか意味がわからないので、自信なしです。
お礼
何度も回答を頂き、ありがとうございました。 こちらこそ、混乱させてしまってすみませんでした。 お陰さまで理解することができ、本当に助かりました。