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「ほど」の正体

仕事上における手紙などで、よく 「ご確認のほどお願い申し上げます」とします。 この「ほど」っていう使い方は、我ながらおかしいな~とは思うんですが。 いま話題のコンビニ言葉みたいなものではないのでしょうか? かといって「ご確認をお願い申し上げます」だと、あっさりしすぎのような気もします。 辞書には、 (「…のほど」の形で)断定を避け、表現をやわらげるのに用いる。「御自愛の―を祈ります」「詳細の―は、お問い合わせください」 とありました。ということは、正しい用法ということで間違いないんでしょうか? 辞書を疑うわけではありませんが、最近の日本語関連のテレビや読み物の多さに、なんだか自信をなくしてしまいます・・・。 よろしくお願いいたします。

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  • luune21
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回答No.3

正しいか、と言われるとちょっとわかりません。しかし、断定を避けることは、間違いなく古来からの日本文化です。 「横浜の方から来ました」の「方」や「そのみかんを3つばかりください」の「ばかり」、「ちょっとお茶でも?」の「でも」なども同じような使われ方ですね。 最近の「映画にでも誘ってくれたりしたら、嬉しいなぁ、みたいな」なんていう若者言葉も、根は古い日本タイプなのです。 またコンビニ言葉といわれる「ハンバーグの方お持ちしました」も同様です。しかし、これは間違っていることを問題にしているのではなく、そんなものにまで、何でもかんでもぼかすな!ということなのです。個人的にはこんな日本が好きですけどね^^; 時と場合を考えろってことです。 「1000円の方からお預かりします」はちょっと違います。これは、「方」もちょっと変ですが特に「から」がおかしいのですね。

rulira
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 いわれてみれば「ばかり」とかって、普段何気なく使ってますよね。 言葉もTPOが大切だってことなんでしょうか。 勉強になりました。ありがとうございます。

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  • odessa7
  • ベストアンサー率52% (101/192)
回答No.2

 いわゆるコンビニ言葉(誤用)とは違うものだと思います。    「ほど」には「具合、情勢、ようす」といった意味がありますから、「ご親切のほどありがとうございます」といったような表現は言葉の意味に適った使い方と言えるでしょう。  またご質問者さんがお調べになった通り表現を柔らかくする効果があり、目上の人に対してやビジネスなど、かしこまった場面で良く使われることと思います。  「~の方」といった言葉も同様ですが、こうした表現は昔から良く使われていたようです。  日本語では断定した表現はややきつい印象を与えることがあるため、こうした「ぼんやりとした」表現を演出できる言葉が好んで使われてきたのだと思います。

rulira
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 日本語っていうのは、むずかしいものだとつくづく感じます。こういうところにも、民族性としてのあいまいさがあらわれているんでしょうか。 あまり気にしないようにします。 ありがとうございました。

  • jyamamoto
  • ベストアンサー率39% (1723/4318)
回答No.1

言葉や用語は時代と共に変遷します。 その代表として言われるのが、「とても」という言葉ですね。昔は「とても・・・でない」という使い方だったのが肯定文で使われるようになりました。 「・・・のほど」は「正しい」というよりも、既に十分に慣用的な使い方として定着しているという意味合いで「合格」でしょう。 尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方もかなり怪しいものが慣用化されつつありますし・・・。 その内、ファミレス等で使われている、「・・・・でよろしかったでしょうか?」とか、お金を受け取って「1000円からいただきます」なんていうのも、慣用的な言い方として「合格」になる時代も来るのでしょう。

rulira
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たしかに、言葉の変遷ははやいものですよね。 あまり目くじら立てても仕方ない、ということでしょうか。 「正しい」より「合格」というのには、なるほどな、という感じです。ありがとうございました。