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であろう

であろう 「卑弥呼、我は最早や月を見た。我はひとり帰るであろう。」大兄は彼女を睨んで言った。 「待て、大兄、我は直ちに帰るであろう。」 辞書によると「だろう」は不確かな断定あるいは推定の意を表す表現です。自分の行為には使いません。この場合はどんな用法ですか。教えていただけませんか。

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noname#116804
noname#116804
回答No.2

>辞書によると「だろう」は不確かな断定あるいは推定の意を表す表現です。自分の行為には使いません。この場合はどんな用法ですか。教えていただけませんか。 確かに次の辞書に出ているように、おっしゃる通りと思います。 Yahoo国語辞書 【で‐あろう】〔‐あらう〕 [連語] (‐あらう) 《連語「である」+推量の助動詞「う」》だろう。「明日はよい天気―う」「不正がまかり通る世の中でよいの―うか」 ◆話し言葉では、ふつう「だろう」を使う。 たしかにそうですが、この場合の「であろう」は自分の意志をハッキリと出していますね。 英語のshallの意志未来の用法とよく似ています。 「だろう」は現代語で軽い言い方です。しかし 「であろう」という古い言い方になると、重々しい感じになり、意志表現に使えるということでしょう。 Yahoo英和辞書【shall】 2 ((意志未来))((話者の意志を表して)) (1)((一人称の平叙文))(▼強形で発音される)((強い意向・熟慮の上での判断))どうしても[どんなことがあっても]…する(つもりである) ・ I shall return. なんとしても帰ってくるぞ

pchy
質問者

お礼

大体の意味はわかるが、現代語でも使われるかどうか確認していただきたかったのです。丁寧な御返事ありがとうございます。

その他の回答 (3)

noname#116804
noname#116804
回答No.4

#2です。 「大兄(おおえ)」は皇子につける尊称(皇位継承資格者の称)です。 中大兄皇子と言えば、小学生でも「大化の改新」という歴史的事件で知っています。 その「大兄」と同じです。 例文は横光利一の名文です。 漫画劇画の類のセリフではありません。

pchy
質問者

お礼

仰る通り横光利一の「日輪」という小説です。現代語と思われない表現がいっぱい出てきて難しいと思います。日本語の勉強に役立つかどうかわかりませんがね。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.3

用法と云われると仮定かなと思います。 「ひみこ、僕はもう飽きるほど月を見ちゃったよ。僕一人で先に帰ろうかな。」 「まって おおにいちゃん、私もすぐに帰るつもりでいたんだから」 現代文でも自分の行為を判断して予測する時、に使うことはあるとおもいます。 こんな事が続いたら、僕はもう彼女と別れるしかないだろう。 明日は忙しい今日は早く家に帰る方がいいだろう。 (古文がお好きなのですね。)

pchy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。参考になりました。別に古文が好きなわけでもありませんが、日本語の勉強としてこの小説を読んでみたいと思っています。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 これ書いた人は苦労したのだろうと思います、まず昔の話ですから、現代日本語では書けません。  だからといって現代日本語の知識で分かるように書かないと意味がない。しかしヒミコのいた頃どんな言葉を話していたか分からない。  ですから現代日本語の文法はそのまま適用できない「ことば」を喋らせる。いま「我は直ちに帰るであろう」などと言ったら気違い病院直行ですよ。  僕の推測では「俺一人で帰る」「待ってよ、大兄ちゃん、私すぐ帰るわ」ってとこでしょう。

pchy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。古い表現って難しいですね。

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