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「霧の町ロンドン」はいまや昔の話ですか?
霧の町ロンドンと昔はいったがいまはほとんど霧は発生しない。 霧の原因は石炭を燃やした煤や排気ガスなので、今はそれがなくなったから。 という話を聞きました。 これは本当でしょうか? 今はロンドンに霧は発生しないのでしょうか? よろしくお願いします。
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ここ数年ぐらいの話ですが、結論から言えば、今日でもけっこう霧は出ていました。 海流のせいだと聞いていますが、あれほどの高緯度にあるイギリスにしては、冬でも、もちろん暖かいとはいえませんが、赴く前に心配したほどには冷え込まなかったように思います。 ただ、日本と違うのは、冷え込んでくると湿度が高くなる.......ようで、そこに真冬には霧が発生する条件のひとつがあるように思います。 もちろん今日では石炭を燃やすということはごく少ないのでしょうが、その煤煙に代わるのが自動車や産業施設から排出される排気ガスで、こうしたものが霧を発生させる媒体になっているのではないでしょうか。 たしかに、ディッケンスやコナン・ドイルなどの作品に出てくるような濃い霧となると、今のロンドン市街では珍しいとは思いますが、それでも、たとえばお昼頃でもロンドン塔の入り口付近からわずか数百メートルほど先に見えるはずの有名なタワーブリッジが、なんとかそれと分る程度にしか見えなくて、日本からのお客様をがっかりさせたといったこともありました。 また、ロンドン市街をちょっと出た郊外だとか、国鉄で二時間弱ほど乗ったぐらいの北にあたるバーミンガムなどでは、夜になるとかなり濃い霧が出て、ガードレールがない分余計に車の運転がしにくかったといったことは何度かありました。 対岸のオランダ北部はその点、同じ時期ではとても寒いのですが、そのわりにはあまり濃い霧はでなかったように思います。