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戦国時代~江戸時代の小姓について知りたい!
- 小姓は戦国時代から江戸時代にかけて存在した役職であり、主人の身の回りの世話や夜の相手などの仕事を担当していました。最も幼い時で任命される年齢や任命される前後の年齢についても知りたいです。また、小姓がお役御免になった後はどのような役割を果たすのかも知りたいです。
- 小姓は主人の身の回りの世話や夜の相手以外にも、他の仕事を担当していました。具体的には何をしていたのか、また小姓頭という役職が存在したのかも知りたいです。また、小姓の給料や入門条件、世襲制についても知りたいです。
- さらに、小姓が持っていた権力や家族関係についても知りたいです。小姓は自分の家臣を持つことができたのか、また家の嫡男が小姓である場合の扱いやお役御免になった際の下賜についても知りたいです。
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小姓といっても時代や家によってことなります。 小姓といえば前髪の長い元服前の男性ばかりを想像する人が多いようですが、こういうのは児小姓といい、江戸幕府の場合は小姓といえばすでに元服した大人でした。 江戸幕府の場合は児小姓に相当するのは未成年の嫡子の小姓で、どちらかというと学友のような立場でした。 1)江戸幕府で言えば元服してからです。年齢は17歳からかなり壮年まで小姓を務めることはめずらしくありません。他の大名家でも似たようなものですが、主君が衆道の趣味がある場合は児小姓の場合もありました。 3)織田信長の場合は小姓は取次や書記官的な仕事をしていたという令があります。夜の奉仕は主君が衆道趣味の場合に限られ、相手が小姓とは限りません。 4)近習、馬廻りの場合もあるし、寵愛を受ければ要職や家老クラスに出世する場合もあります。 5)元服は出来ます。名前をもらうのは家にもよりますがまずありません。 6)小姓がつくのは主君、奥方、嫡子くらいですね。 7)小姓の役高は江戸幕府の場合は千石で上級クラス以上の家柄のものが就任しました。他の家でも中堅クラス以上の出身が多いようです。 8)世襲ではありません。なれるのはたいてい中堅クラス以上です。 10)小姓頭に相当する役はありました。江戸幕府の場合は小姓頭取です。 11)小姓に権力などはありません。主君が暗君で特別な寵愛をうけていれば別ですが、そのような家は戦国時代ならすぐにつぶれますし、江戸時代でも隠居させられるか下手をすると改易になりかねません。 12)当然出仕しているとき以外は家にいました。学友的な児小姓は嫡子と生活を共にする例はありますが。 13)中堅以上ですから当然家臣はいます。家を継ぐ前なら自分固有の家臣ではない場合もありますが。 14)なりません。小姓が当主でもなんら差し支えはありません。 15)お役ご免になるときは失策したときですからそういうことはありません。たいていは他の役に移りますが。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありません。 大変参考になりました。 ありがとうございました。