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市場原理について
経済学の授業をとっているのですが、「市場原理」がいまいちよくわかりません。また、経済政策をする上でこの原理を導入することは必ずしも良いことではないのでしょうか?どうぞよろしくお願いします。
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市場原理というのは、 「価格を調整機構(手段)として、 需要と供給を一致させる仕組み」 のことです。 分かりやすく言うと、「効率化」です。 例えば、 電気製品が売れ残ったら(超過供給) 供給量を減らし(又は値段を下げて需要を増やす)、 逆に品不足なら(超過需要) 生産量を増やします(又は値段を上げて需要を増やす)。 要は、 多すぎるなら減らし、 少なすぎるなら増やす、 という考え方です。 経済政策に関する問題点は、 No1さんのように、 ここからくるんだと思います。 例えば、農業の売上が不振で、 農業に従事している人の数が 売上に対し多すぎるとします。 逆にIT業界では空前の大ブームで、 働いても働いても人手が足りないとします。 その場合、市場原理に従うと、 多すぎる農業の人を、 少ないIT業界へ移せば、 過不足の問題は見事解決することになります。 しかし、人数の問題は解決しても、 それで仕事が成り立つわけではありません。 今まで農業にがんばってきた人が、 いきなりITで活躍できるわけがありません。 この考え方を極端にしてしまうと、 農業が全然国の産業として機能していないなら、 もう農業なんか潰してしまえ、 農業は他国に任せよう、 となってしまいます。 もちろん効率化の観点では そのほうが大きなコストダウンになりますが、 製品供給能力が不安定になり、 弱者はよりつらい生活を送ることになります。 もともと経済政策に代表されるような政府の介入は、 資本主義(≒市場原理)の歪みを是正するためなので、 あまり効率化を重視するのは 本来の目的上、よくないと思います。 しかし、政策を行なうには 人件費などのお金が必要ですから、 ある程度は効率化を図らないと いけないのも事実ですけどね。
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- taked4700
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多分、今の状況において、「市場原理」の導入が良いか悪かと言うことですよね。 一般的な市場原理の意味はお分かりですよね。 現実の社会は、経済原則だけで動くのではなく、政治、人々の欲などが絡み合って動くわけです。 まず、国や企業によって、園もつ力、基礎体力がまったく異なるわけです。 また、人々が、職業を変えるのも、簡単にはいきません。数十年やってきたものを、見込みがないからといって、急に変えろというのは、できないことです。 つまり、一般的な市場原理は、その参加者が、平等で均一な力、基礎体力とでも言いましょうか、を持っていると仮定しているの対し、実際は、他の要因があり、市場原理に支えらた自由貿易が、富む国をより富ませ、貧しい国をより貧しくする傾向が出てきてしまっているということでしょう。
お礼
簡潔に説明していただいてき分かりやすかったです。ありがとうございました。
お礼
市場原理から丁寧に説明していただきありがとうございました。経済学は数字の上での勉強だと思っていましたが、人の生活と密接しているんですね。