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K2CrO4 , KMnO4 , K2FeO4の色について
K2CrO4 , KMnO4 , K2FeO4はそれぞれ強い酸化剤で濃い色を持っていると思うのですが、この色は何が原因となっているのでしょうか。 この場合のCr、Mn、Feはどれもd軌道の数が0で色は着かないのでは?と思ったのですが。 わかる方いらっしゃいましたらアドバイスをおねがいします。
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確かに、K2CrO4,KMnO4,K2FeO4(→私はこれは見たことがないんですが、何色なんでしょうか?)の金属と酸素の結合を「イオン結合」で考えると、金属側は3dと4sの電子を全て放出していることになって、計算上、d-d遷移を起こす電子がないということになりますね。 ですが、共有結合・配位結合であれば、金属のd軌道にも酸素と共有する形で電子がある、と考えられるのではないでしょうか。 つまり、 O ↑ O←Mn→O | O^- O^- | O←Cr→O | O^- O^- | O←Fe→O | O^- という形ですね。 ・・・ということはこの場合、d-d遷移ではなくて、「金属の3d軌道と酸素の2p軌道の重なりによって生じた結合性軌道と反結合性軌道の間での遷移」ということになる、のかな。 (3dと2pでは重なりが小さいと考えられるので、だとすると遷移エネルギーも可視領域で済む、ということでしょうか。この辺り、全く自信はありませんが(汗))
お礼
電荷遷移についていろいろ調べたんですが、あっていそうです◎ ありがとうございました。