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『先程』と『先ほど』の違いについて
質問のとおりですが、『先程』と『先ほど』の用法の違いはあるのでしょうか? どなたかご教授願います。
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質問者が選んだベストアンサー
No.1です。 > 通常ビジネス文書や契約文書などでは『行なう』を用いますね。 > 活用で「行っている」、「行なっている」では意味が変わるためです。 ここが解りません。 後で述べるように、原則は『行う』ですが、ビジネス文書も一般にも『行う』と『行なう』は並用されるようです。(「行っている」と「行なっている」の間に意味の違いがあるとは思えません。) No.2さんが引用された昭和48年内閣告示第2号「送り仮名のつけ方」の「活用のある語の通則1」は昭和56改定版が『広辞苑5版』の巻末附録にありますが、正しくは 原則:『行う』 許容:『行なう』 です。 また質問者さんが「ビジネス文書に『行なう』が多い」とお思いになる原因は「おこなう」を「行なう」と変換するワープロソフトが多いためではないかと思いますが、実はソフトによって内臓する辞書がばらばらという問題があり、まだ変換が統一されていないという矛盾があります。 「四人はなぜ死んだのか」(三好万季、文春文庫)所収の「シめショめ問題にハマる」を読むとこの辺の事情を理解する助けになります。 (「シめショめ問題」とは「はじめまして」を「始めまして」と変換するワープロが多いという問題です)。 さて本題の『中ほど』と『中程』ですがやはり統一したルールはなく違いはないと思います。 新聞は「中ほど」が多いようですが、TVは限られた画面スペースを有効に使うためか漢字を多様し、「中程」を使うように思います。
その他の回答 (3)
- nikiki
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#3さんへ おそらく質問者の方は 「行っている」を「おこなっている」と「いっている」の 二通りに読めるため、意味が変わると言っているのだと思います。
- azuki24
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昭和61年内閣告示第1号「現代仮名遣い」では、常用漢字表の音訓の範囲で書ける漢字でも、助詞や助動詞などは仮名で書くことになっています。 参考までに、共同通信社の『記者ハンドブック 新聞用字用語集』では、以下のような使い分けになっています。時事通信社や他の新聞社も基本的に同じです。 ----------------- ■程 〈度合い、限度、距離、時分、分際など主として、名詞・形容詞に〉 先程、中程、何程、後程、程合い、程がある、程が良い、 程近い、程遠い、程なく、程経て、程々に、程よい、 身の程知らず [注] 「先程、中程、何程、後程」「程々」は、 「先ほど、中ほど、何ほど、のちほど」「ほどほど」と 平仮名書きしてもよい。 ■ほど 〈事・次第・様子を表す形式名詞に、…につれてますますの意味を示す助詞に〉 あれほど、いかほど、嫌というほど、多ければ多いほど、 覚悟・決意のほど、数えるほど、彼ほどの善人はいない、 ご自愛のほど、このほど、さほど、つゆほども、どれほど、 なるほど、三日ほど前、見れば見るほど、酔うほどに、よほど ----------------- このように、「程」を含む名詞か、助詞の「ほど」かによって使い分けるのが一般的ですが、形式名詞的なものは仮名書きも行われています。 なお、「おこなう」の送り仮名については、 昭和48年内閣告示第2号「送り仮名のつけ方」の「活用のある語の通則1」において、以下のように括弧内の「(行なう)」が本則、括弧外の「行う」が許容となっています。 表す(表わす)、著す(著わす)、現れる(現われる)、 行う(行なう)、断る(断わる)、賜る(賜わる)
お礼
ありがとうございます。「先ほど」と「先程」は、どちらの記述も適当であるということですね。文中の表記のゆれに注意すればよいということになりますね。
- Yabukoji
- ベストアンサー率33% (158/475)
漢字かカナかの違いだけで意味は同じです。
補足
説明が足りず、申し訳ありませんでした。意味は同じということは理解できます。例えば『行う』と『行なう』は同じ意味ですが、通常ビジネス文書や契約文書などでは『行なう』を用いますね。 活用で「行っている」、「行なっている」では意味が変わるためです。そうした実務上の用法の違いを質問いたしました。
補足
おっしゃるとおりです。株主総会などで使用する文には、『おこなっている』場合、『行なっている』と使うべきとなっています。No.2のご回答で、ニュアンスを掴むことができました。同僚や、部下の作成した資料などをチェックするうえでの参考にしたいと思い、質問した次第です。