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滅相な と 滅相もない
ふと気になったので、質問させていただきます。 「滅相」と言う字を辞書で引くと、 【滅相】 とんでもないさま。程度のはなはだしいさま。 【滅相もない】 とんでもない。あるべきことではない。 と説明されています。これは、もともとはどちらかが間違った使い方だったのでしょうか?
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【滅相もない】の「ない」は否定形ではなく、形容詞化の接尾語「ない」だと思いますよ。 形容詞の活用ができますよね。 「とんでもない」、「はしたない」、「せわしない」、「切ない」などの仲間で、状態を表す語を形容詞化し強調して、はなはだしいさまを表しているものです。
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- popoponopo
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日本語にはこういうの、多いですよね。 「お座敷小唄」って、ご存知ですか? 「富士の高嶺に降る雪も~ 京都ぼんと町に降る雪も~ 雪に変わりがないじゃなし~ 解けて流れりゃ皆同じ~♪」 というのですが、私は昔、 「雪に変わりがないじゃなし」というところが気になってしかたありませんでした。 「あるじゃなし」も「ないじゃなし」も同じ意味なんですね。 「滅相もない」は、「滅相な」を強調した表現だと思いますが、どうでしょうか。
お礼
「ないじゃなし」=「あるじゃなし」 確かにそのとおりですね。 この「ないじゃなし」の表現には、どことなく言葉遊びのようなニュアンスを感じますね。 最近使われる「~なくない?」と、同じような感じでしょうか。(ちょっと違うかなあ) 日本語って難しいというか、奥が深いというか。 大変参考になりました。 ご回答いただきありがとうございました。
補足
色々なご意見をいただいて、大変嬉しく思うとともに、一体どれが本当なのか、正直疑問が深まりました。^_^; ここは、日本語の不思議と言うことで、疑問のままにとどめて置くのも悪くないのかなと。 さて、ポイントですが、どの回答も「なるほど」と思うところあり、どなたにポイントをつけるか大変悩ましいのですが、完全な主観で”luune21さん”と”hakobuluさん”の回答に決めさせていただきました。 ご回答いただいた皆様の意見は本当に勉強になりました。ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。
- hakobulu
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以下は私が強くそう思っているだけで、あくまで推測です。 文法的な根拠はありませんので、悪しからず。 【滅相もない】 否定語と呼応して全面的否定を表す係助詞「も」で、「滅相」を否定しているように思います。 「とんでもないさま」が「ない」。 つまり「そんなとんでもないことは全く無い。」と言いたい時や弁解する時に使うのでしょう。 【滅相】は「とんでもないこと自体」なので、それを否定する【滅相もない】の意味は矛盾していないと思います。 【滅相な】は、【滅相な(事はない)】という言葉の省略形ではないでしょうか。 【滅相もない】を、余韻を持たせて詠嘆的に表現したい時に使うように思います。
お礼
なるほど。これはまた新しい解釈ですね。 言われて気付いたのですが 「そんな滅相な」 「そんな滅相もない」 では、後者の方がより強く否定しているニュアンスがあるような気がします。 これもまた、なるほどと頷ける意見です。 ご回答いただきありがとうございます。
- mannequincat
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馬鹿を言え、と馬鹿言っちゃいかん、と似たようなもんじゃないすか。
お礼
なるほど。確かにどちらも同じ意味で使いますね。 参考になります。 ご回答ありがとうございます。
お礼
「とんでもない」の「ない」と同じとは。 その可能性には全然気付きませんでした。 なるほどですね。 いろんな意見をいただき、正直どれか正解か迷っております。^_^; ご回答いただき、ありがとうございます。