どう判断し考えるかは、貴方の問題だと思います。
ホイジンガーというのは、確かオランダの歴史学者で、『中世の秋』という著作で有名ですが、他に『ホモ・ルーデンス』という本を書いています。ホモ・ルーデンスとは、ホモ・サピエンスが「智慧ある人」というような意味であるに対し、「遊ぶ人」という意味で、人間の本質は、その理性や思考力にではなく、「遊ぶ」処にあると主張し、遊ぶ存在である人間のありようを、「遊び」の面から捉えた本です。
カイヨウというのは、ロジェ・カイヨワ Roger Caillois のことだと思え、フランス人のはずで、この名前は、カイユワかカイヨワという風にしか読めないと思いますが、それはとまれ、この人も、「遊ぶ」ことの意味についての本を書いています。『遊びと人間』というような著作がそうです。
「ホイジンガとカイヨウのプレイ論から現代スポーツを評価せよ」とは、ヨハン・ホイジンガーや、ロジェ・カイヨワの「人間の遊ぶという行為の意味や分析、その構造」等についての思想・理論を元に、「現代スポーツ」はどのように捉えられるかを考察せよ、と述べている訳で、まず、ホイジンガーやカイヨワの「遊び」についての捉え方を知らなければ、問題について考えることもできないでしょう。ホイジンガーやカイヨワの著作を読んで学んでもよいはずですが、これが課題とすれば、授業のなかで、両者の「遊び=プレイ」についての考え方の概説・概論があったはずです。
ロジェ・カイヨワの本は:
「遊びと人間」 講談社学術文庫 ¥1,100
ヨハン・ホイジンガーの本は:
「ホモ・ルーデンス」中公文庫 D 4 ¥835
両方共、文庫で、かなり入手し易いでしょう。では、頑張ってください。
お礼
本の名前まで教えていただいて本当に有難うございます。 教えていただいた本を早速拝見させていただきます。 授業中に配られたプリントでは足りない個所が数点あるようなのでたすかりました。