例えば、以下のような流れでは、いかがでしょう。
A.導入(約10分)
(1)これから学習すること(範囲)を簡単に紹介する。
(2)夏目漱石の経歴を簡単に紹介する(生年、大学、正岡子規、英語教員、朝日新聞社…)。
(3)夏目漱石の代表作(猫、虞美人草、三四郎、それから、こころ、道草…)を簡単に紹介する。
B.本論(約25分)
(1)「こころ」の筋書き(概要)を説明する。
(2)おもな登場人物(先生、私、K、叔父、乃木大将…)の紹介と役柄(筋との関係)を簡単に紹介・説明する。
(3)「遺書」の内容を説明する。
(4)先生の自殺の原因とその時代背景に照らして考える。「現在の状況との比較」などに敷衍してもよい。(例えば、「自分ならどうするか」など)。
(5)余裕があれば、「自我の否定」や、「こころ」から「道草」につながる過程で到達する「則天去私」について触れてもよい。
C.まとめ(約5分)
(1)学習したことや考えてきたことを「振り返って」まとめる。(項目の列挙だけでもよい)。
(2)「質問」と、(もしあれば)「それに応答」する。
注:質問に対する回答が分からなければ、答えなくても大丈夫。ただし、正直に、「勉強不足で、分かりません」と言いましょう。さらに、例えば、「先生、教えてください!」などと教えを乞いましょう!