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ダブルシャープ、ダブルフラット
素朴な質問ですが、ダブルシャープ、ダブルフラットは何のためにあるのでしょうか? 例えば、嬰へ短調で、"へ"にダブルシャープがついている場合ですが、"ト"にナチュラルをつければ済むのに、なぜ、わざわざ"へ"のダブルシャープなんでしょうか?
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"へ"のダブルシャープと"ト"のナチュラルは旋律中の機能が異なるからです。 イ短調で考えるとして、"イ"のシャープと"ロ"のフラットは同じ音ですが、楽譜に書くときはどちらでも良いのではなく、旋律によって書き分けます。 この曲を嬰へ短調に移調した場合、「イ短調のときに"イ"のシャープで表わす音」は「"へ"のダブルシャープ」に移り、「イ短調のときに"ロ"のフラットで表わす音」は「"ト"のナチュラル」に移ります。 話をイ短調に戻して、"イ"のシャープと"ロ"のフラットをなぜ区別するかといえば、音の機能が異なるからです。 たとえば、イハロ#イロ#ニホ#トイ というイ短調の旋律があったとして、これをイハロ♭ロロ♭ホホ♭イイと書くのは(臨時記号のついている音は上下どちらの音から変化したものかと考えたときに)不自然です。それぞれ臨時記号をつけないイハロイロニホトイ、イハロロロホホイイと比較してみてください。
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- pitagorajr
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その曲の始めから終わりまでヘ音には♯が着いていて当たり前の場合はその音(ソの音ではありません)が半音上がるときに、櫻へがなお半音上がった感じをすぐ感じるためにはダブルシャープが必要です。ト音記号で楽譜を書いていて下第一線より下の音を書く場所がなかったら♭ドで間に合わすわけにも行きません。♯ドは♭レよりも高いことを知りたければ、「純正調」をヤフーで引けば出てきそうです。
お礼
ありがとうございます。 「純正調」については、聞いたことがありました。電子ピアノはボタンひとつで純正調に変換できますので、純正調に調律した電子ピアノを弾いたことがありますが、確かに、平均率とは違った響きがしますね。
- ADEMU
- ベストアンサー率31% (726/2280)
理論的には前の人たちが言っていることはもっともなのですが、作曲家の立場からいうとそうとも言い切れないからです。 記譜の際に臨時記号のつけ方ひとつで数を減らすことができるのであえてダブルシャープやダブルフラットを使用(特にダブルシャープはスペースも取らないので)することがあります。 たとえば、 D♯DEFE(♯)D[ナチュラルD]♯DEFE(♯)D[ナチュラルD]♯DEFE(♯)D[ナチュラルD] をダブルシャープを使うことによって xC♯DEFE(♯)D(x)C(♯)DEFE(♯)D(x)C(♯)DEFE(♯)D というように臨時記号が省略できます。( )は省略の意味。 質問の例題にあった、ヘのダブルシャープをトのナチュラルにした場合、そのあとにまたトのシャープがでてきたらまた、シャープを付け直さなければならないし、その繰り返し(上の例)が同じ小節内であった場合、面倒です。
お礼
ありがとうございます。 専門家の方には、また違った視点があるのですね。
- pastorale
- ベストアンサー率37% (62/165)
私も以前同じ疑問を抱いて、詳しい人に質問しました。受け売りの知識ですので、間違いがあったらどなたかご指摘ください。 ♯は音の真ん中ではなくやや高め、♭はやや低めだそうです。CisとDesは同じ音ではなく交差しているわけです。 ピアノだと黒鍵に共有させるしかないけど、弦楽器のうまい人は弾き分けているとか。 つまりC♯♯はDより高い音というわけです。 楽譜理論的には前出の回答者さんのおっしゃるとおりです。
お礼
ありがとうございます。 >♯は音の真ん中ではなくやや高め、♭はやや低めだそうです。CisとDesは同じ音ではなく交差しているわけです。 というのは、どこかで聞いたような気もします。#5さんの回答にもあるように、純正調と関係あるようですね。
- lilact
- ベストアンサー率27% (373/1361)
音階の何番目の音がどう変化した音なのかを表すのに必要なので、ダブルシャープとダブルフラットがあるのですね。 嬰へ短調の場合 「ヘ」のダブルシャープは、音階の第1番目の音が半音上がった音です。(主音が変化した音) 「ト」ナチュラルは、音階の第2番目の音が半音下がった音です。(上主音が変化した音) 実際に出る音は同じ音ですが、音の意味が違います。 なお、ポピュラー音楽ではこの辺の記譜法はクラシックほど厳密ではありませんから、どちらも使われる場合があります。
お礼
ありがとうございます。 #1さんの説明とあわせて読んで、よく理解できました。
お礼
ありがとうございます。 とてもわかり易い説明で、よく理解できました。