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パーソナリティ尺度について
調査で、ある内容との相関を見るために パーソナリティを測る尺度を使いたいと思っています。 ですが、YG性格検査でも項目が120もあり、 非常に多くの項目が並んでしまい、回答者の負担が大きいことは否定できません。 また、YGのような尺度には著作権が絡んできそうです。 パーソナリティ尺度について、項目数が少ない尺度を教えてください。
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- selfer
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性格心理学を専攻している者です。 性格の特定側面を測る検査を必要としているのか,あるいは性格全般を測定しようとしているかで異なります。特に前者であれば,その検査目的に応じて多種多様ありますので,この質問内容では回答不能です。 さて,性格全般を測定する検査器具を必要とされていると仮定して回答を試みたいと思いますが,その前に「著作権が絡んできている」という箇所の意味が分かりません。と,いうのは優れた検査器具の場合,大抵商品化されていることが多いので(特に性格全般を測定する場合),つまり購入費を節約して調査をされる,という意味ならば色々と問題があります。 性格全般を測定する検査器具としては,古くから日本では「YG性格検査」が使われているようですが,性格心理学を専攻している者としては,「NEO-FFI」や「主要五因子性格検査(BigFive)」を挙げておきます。比較的最近,性格は五つの側面で過不足なく測定できるという学説が普及するようになりました(1990年代)。この学説に基づくとYG性格検査は五つのうちのたったの二つしか測定されていないことが明らかとなっています。この学説に基づく質問紙がいくつか開発されていますが,その中でも項目数が少ないものとしては,60項目のNEO-FFI,70項目のBigFiveが良いのではないでしょうか? また経費削減として商品化された検査器具を購入されない,というのであれば,取り敢えず学説に基づく「性格形容詞対」が論文などに発表されています。が,商品化されたものに比べて,道具としての信頼性があるかというと疑問が残ります。