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虚子が写生を学んだという天明の人たちの作品を教えてください
高濱虚子は天明の人たちの作品から写生を学んだそうですが、どなたの、どんな句なのか、お教えいただければ幸いでございます。
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こんばんは。 虚子自身が言及してる文献によってご紹介しますと、与謝蕪村、高井几董、炭太祇、三浦樗良の名を挙げていますね(『俳談』高濱虚子 岩波文庫 182p)。 文学史でいうと、他にも、大島寥太、横井也有などがいるようです。 菜の花や月は東に日は西に(蕪村) 盗人に鐘つく寺や冬木立(太祇) 霧の中大きな町に出でにけり(『俳談』で紹介されている句、作者の言及なし) あと、余談ですが、漱石が、芥川や久米にあてた手紙で、自分の句は天明調を出ない、といってます。あの伸びやかさは、たしかに天明という気がします(個人的に漱石の句は大好きです。句だけではありませんが)。 以上、ご参考になれば。
お礼
ありがとうございました。 虚子のものは殆ど読んでいないことが暴露されてしまった感じで、これからは集めて読むことにします。 子規は漱石が松山から送ってくる俳句を凄い数の句を、よく受容したとおもいます。子規みたいな人がいたら、言葉は悪いですがガンガン俳句をつくって送りたいです。