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種籾の着色
今は種籾も着色されているのでしょうか。 その着色は「農薬」と呼ぶ薬品なのでしょうか。 種屋さんに行ったときにとうもろこしの種が赤くて、ぎょっとしたことがあるのですが、食用とまぎれやすいものは、種子用だとひとめでわかるようにわざわざ色を染めて売っているのだと聞きました。 花の種と違って生産農家はかなりの量を買うので、スーパーで売っているポップコーン用などと、万一にも区別がつかなくなることを避けるためもあるのかなと、思いました。 中間業者を含めて関わるすべての人が食用と種子用を取り違えないため、あるいは、故意の取り違えを防止するために、 出荷の段階で無害の着色をするのだろうと。 食用には逆に商品価値を上げるために発芽防止剤を使ってあったりもしますし。 最近、籾にまで色がつけてあるのかとはじめて知りましたが、それを農薬と言っている人がいたので、そういう分類になるのか、ご存知の方は教えてください。
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>今は種籾も着色されているのでしょうか 着色する場合もあるでしょうが農薬ではありません。ただほとんど聞いた事がありませんが。 #2の方もおっしゃってますが着色剤は取り違えを防ぐのと(例えばコシヒカリとひとめぼれなど見た目ではわからにい場合)、消毒した種子かどうかの確認および薬液が均一に付着したかどうかの確認に使用されます。 現在では野菜の種子は殺菌処理されているものもありますが、これは種子からの病気の感染を防ぐ為です。 >食用には逆に商品価値を上げるために発芽防止剤を使ってあったりもしますし 数年前まで使用されていましたが、現在は使用されていません。 以前特に国産ニンニクに使用されていましたが、現在では氷点下2度で冷蔵する「低温貯蔵」、50度で乾かす「乾熱処理」、さらに38度で保温する方法などで対応しています。
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- tach5150
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#3ですが補足しておきます。 >発芽防止剤は今全く使用禁止なのでしょうか 発芽抑制剤はエルノーという商品が数年前に発売終了となりました。 ただ農家さんがまだもっていて、それを使っている可能性はありますが、 通常収穫前、土に埋まっている状態で使用するものですから、収穫後しかも販売しているのに散布する事は考えにくいです。 逆に何をかけていたのか私も聞いてみたいですね。
お礼
再びありがとうございます。 たまねぎへの散布は又聞きでしたが、散布していたという人は顔見知りですから、今度聞いてみます。 又聞きで疑心暗鬼になっているのは、精神衛生上もよくないことですしね。 今回の質問で、今さらながらですが、食物の生産と流通に関わる人たちの真摯さと、農産物への農薬などの対応が日進月歩で進化していることを、ほんの一端とは言え、具体的に知ることができました。 感謝します。
誤った知識を持つと困るので補足します。 種苗法に関係する販売時の農薬使用回数等の明示は「種苗法施行規則」及び「使用基準省令」の一部改正によるもので、「施行」は平成17年6月21日であり、既に施行されているものです。
お礼
正しい施行日を教えてくださってありがとうございます。 最初のちょっとした疑問がこの「おしえてgoo」のおかげで、素晴らしい効率で解けていき、それに付随する事柄まで知ることができました。 稲作従事者の方の声をいただけたら充分と思っていましたのに「専門家」という方の回答まで得ましたこと、感謝します。
- qt500az
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他の方も書いていますが、着色した色そのものは農薬ではないです。 法的に定めがあったかは定かでないのですが、食用にすることが出来る種子を販売する場合は、消毒済みであることを示すために着色をします。 種籾(水稲種子)の場合は青色に着色することが多いですね。 消毒されていなければ、着色はされません。区別するための着色ですので。 消毒は殺菌剤であることが多いですが、殺虫剤を使用している場合もあります。 ちなみに、今年の6月に種苗法が改正されたので、種子や苗に使用された農薬についても販売時に明示する義務が生じるようになりました。(法律の施行はまだなので、実質来年の種籾から適用されますが。) したがって、どんな農薬が使われているのか(使われていないのか)を知ることが出来るようになります。 いずれにせよ、種子に使用された程度の農薬は健康に被害を与えるとは考えにくいので、問題はないと思います。(消毒された種子そのものを食用にしてはいけませんが。)
お礼
ありがとうございました。 締め切らないでおいてよかったと思っています。 これで、すっきりと理解できました。 最近読んだちょっとした文章に「水に漬けた種籾から出た農薬の色を洗い流した、もう一度水を加えた、沈んでいく種籾を見ていた・・」というような部分があって、「ほんとに事実はこういうことなのかな?」と、腑に落ちなかったのです。 書いた人は、きっと今年の6月の種苗法改正に伴い、明示されるようになったことを知って、改めて農薬という語を強く印象付けられたのでしょう。 回答に感謝します。
>その着色は「農薬」と呼ぶ薬品なのでしょうか。 着色は単なる色素であり、使用される農薬(この場合は殺菌剤)は無色のものです。仰る通り、取り違えたりすることが無いように着色をすることがあります。ただ、水稲つまり種籾についてはあまり着色しないものですが。 通常、野菜の種子は種苗会社が生産して販売するものであり、種子への農薬処理(種子消毒)は種苗会社が行います。 水稲などでは、委託を受けた生産者が種子を生産しますが、そもそも種子用のものは種子用として生産されます。御質問のように販売する種子が食用と兼ねて栽培されることは基本的にあり得ません。(生産者自身が自分の栽培に使うため兼ねて栽培することはあります。それは普通は流通しないものです) いずれにしても着色をするのは種苗会社であったり、米麦改良協会であったりしますので、生産者の出荷段階で着色する事はありません。 なお、殺菌剤が体に良くないことは間違いないですが、種子に使用した程度で必ず中毒を起こすほど毒性が強いわけではありません。
お礼
水稲・種籾にはあまり着色しないものなのですね。 私も、これを聞いたときはびっくりしました。 殺菌剤を種子に使用するのが普通だとのことにも、驚きました。 殺菌しなければならないということはわかりますが、改めて教えていただくと身が締まります。 ありがとうございました。
「種」に何かしらかの機能をもつ薬剤を使う場合には農薬となります。 「とうもろこし」の例では.かなり毒性の強い農薬(食べると必ず中毒する)を使う関係で.色素を使っています。 食品の場合には農薬は使えません。食品添加物になります。ですから.バナナやグレープふるーつに使われている殺菌剤は化学成分では農薬ですが.食品添加物となります。 モミに色をつける場合は.種籾の場合が農薬か色素.食用の場合には食品添加物になります。
お礼
「とうもろこし」の種に色をつけるのは、食べると必ず中毒する、かなり毒性の強い農薬を使う関係だからということには驚きました。 食品添加物という言葉も化学成分では農薬と、改めて言われるとはっとします。 質問してよかったと思っています。ありがとうございました。
お礼
発芽防止剤は今全く使用禁止なのでしょうか。 ジャガイモなども「低温貯蔵」、「乾熱処理」等とは違うにしても、発芽防止剤とは別の方法で発芽をさせないように工夫されているのでしょうか。 無人販売に出すたまねぎに農家の人が発芽防止剤か防腐剤のようなものをかけているのを何回も見たと聞いたこともあるのですが、そういう話も眉唾でしょうか。 質問ばかりですみません。 「種籾の着色はほとんど聞いた事がありません」とのことで、私の疑問も深まるばかりです。 このことに関して直接の発言者に確かめてみます。 ありがとうございました。