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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:額田王の歌について)
額田王の歌について
このQ&Aのポイント
- 額田王の有名な歌で、君待つと我が恋ひ居れば我が屋戸の簾動かし秋の風吹くという歌について疑問があります。
- 「君待つと」の「と」は、文法的に言うと何でしょうか?格助詞の「と」で引用などを表すものでしょうか?同じ額田王の「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今はこぎ井でな」の最初の「と」と同じでしょうか?
- また、「我が恋ひ居れば我が屋戸の」のように、ある言葉を二つ繰り返す修辞法は万葉集ではよくあるのでしょうか?例えば大津皇子の「あしひきの山のしずくに妹待つと我立ち濡れぬ山のしずくに」なども繰り返しを使っているので、よくある技巧なのかと思ったのですが…
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「君待つと・・」「船乗りせむと・・」の「と」はいずれもお説のとおり引用の格助詞でよいと思います。この場合は「といって」「と思って」などと訳します。別の言い方では「とて」(格助詞または格助詞「と」+接続助詞「て」)などが当てられるでしょう。 万葉については知識はありませんが、特に繰り返しが多いということは聞いたことがありません(長歌や旋頭歌にはありますが)。ただ短歌の技法として現代でも幾らも使われています。「上野なる動物園にかささぎは肉食ひゐたりくれなゐの肉を」(斎藤茂吉)などなどです。わずか31音の中で同じ言葉を繰り返すことは普通は避けますが、リズムを整えたり、感じを強めたりするために特に使うことがあります。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。「と」は以前から何だかよくわからないと思っていたのですっきりしました。