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炭素菌って??

世間が騒いでいる生物化学兵器、炭素菌ってどんなの? 腸チフス等はわかりますが、炭素菌はきいた事がありません。菌というだけあって、細菌ということは分かりますが。子供に教えるようにやさしく教えて下さい。(~=~)

みんなの回答

  • mimorita
  • ベストアンサー率44% (151/343)
回答No.5

あまり詳しいことは分からないのですが、知っている範囲で…。 炭疽という名前も、内臓、特に脾臓が腫大して暗黒色に軟化する 様子から名付けられたそうで、こうした腫瘤を形成して 血液内で大量に菌体増殖させていくのが特徴なのだそうです。 感染した所で病変を起こすので、ペストに似て、感染経路によって 病型が変ります。皮膚を通して感染するので、破傷風の様に 傷口から侵入して、高熱と皮膚の膿瘍が見られます。 これを吸入すると、咳、痰、呼吸困難などの肺炭疽を起こし、 感染した肉を食すると、嘔吐などの腸炭疽になります。 鞭毛を持たない桿菌だそうですから、髭のついていない コレラ菌のスタイルを想像していいと思います。(時折連鎖状にもなる) 植物菌なので悪条件に置かれると芽胞と呼ばれる状態、 つまり冬芽のような状態になるので、乾燥しても10年は生存でき、 加熱、日光、消毒剤にも抵抗性を持っています。汚染、罹患したら 焼却するか、徹底的に消毒するしかありません。治療としては 抗生物質を用います。この保存性の高い特性が生物兵器として、 とても効率が良いという事ですね。 それに、人畜共通の病原体で、ヒツジなどの家畜の方が感染しやすいの ですが、人にも感染する病気でもあるため、人が口にするものを汚染し、 ついでに人にも影響を及ぼすという点でとても厄介なものといえます。 致命率が高く、とても危険なので、ペストと同様にあまり感染の 起こらない様に気を配られ、日本ではほとんど感染例が聞かれません。 その為に、例えば国内なら身近にある「家庭の医学書」などでは、 時折そういう病名すら載っていない事すらあるほどです。 ですから、この炭疽菌による感染例が報じられると「ひょっとして?」 というイメージを抱いてしまうのですね。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.4

概ね回答は終わっていますが、少しだけ補足を。 炭疽菌というのは菌の中では、かなり大きな細長い形をした菌で丈夫な殻(莢膜)を持つものです。人畜共通伝染病の原因菌として有名ですネ。 種類としては枯草菌として有名なバチルスの仲間です。 そして、酸素が多い状態では少し増殖しにくいけれども、普通に生きていけるという性質を持っています。 そのために土の中にいることが多いのですネ。 培養が非常に簡単にできることから、複数の国で50年以上前から生物兵器としての研究が進められたものです。 皮膚から侵入すると2~3日の潜伏期間を経て、皮膚に水泡や痂皮ができます。そして、それが広がり、リンパ節も腫れ上がります。全身感染症状になると敗血症となって25~100%が死亡します(何も治療しなかった場合)。 以上kawakawaでした

noname#211914
noname#211914
回答No.3

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「炭 疽」 ◎http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i04-11.html (炭疽 anthrax) ●http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_b/kagaku/makino.html (炭疽菌の発症機構の解明と迅速検出法の確立) ●http://members.tripod.co.jp/postx/aum/tansokin.html (生物災害の悪夢) ご参考まで。

参考URL:
http://idsc.nih.go.jp/kansen/k99-g52/k99_46/k99_46.html
noname#4746
noname#4746
回答No.2

 「炭素」菌ではなく、「炭疽」菌が正確な漢字です。  詳細は、下記のURLに説明されています。  簡単に抜粋すると、   まず、風邪の様な症状が現れます。皮膚から炭疽菌が侵入した場合、小さな赤紫紫色の腫れを生じ、次に腫れを囲むように水泡ができます。さらに、潰瘍が生じ、そのまま放置しておくと、高熱、副腎の肥大、大きな浮腫などが見られ、外毒素によるショック並びに死に至ることがあるそうです。  

参考URL:
http://idsc.nih.go.jp/kansen/k99-g52/k99_46/k99_46.html
  • sesame
  • ベストアンサー率49% (1127/2292)
回答No.1

えーと、まず炭素菌じゃなくて炭疽菌ですね。 炭疽は敗血症の一種です。 家畜がかかる病気で、人間にもかかります。(っていうか既に米国で患者が出てますね) 家畜では牛、馬、羊などがかかります。 日本でも法定伝染病に指定されています。 炭疽菌は土の中にいて、家畜の傷口から侵入して1~5日で発病します。 熱を出してぶっ倒れ、チアノーゼや呼吸困難、浮腫を起こし、数日以内に死に至ります。 人間もやはり傷口や粘膜から感染し、高熱を出して皮膚にただれができます。 万一炭疽菌を吸入してしまった場合(通常はありえない)、肺炭疽をおこして呼吸困難に陥ります。 潜伏期間は2~5日。手当が遅れるとだいたい1週間以内に死亡します。 ただしペニシリンやストレプトマイシンなどの抗生物質がよく効くので、早期発見・治療すれば死亡することはほとんどありません。。 感染経路は感染した家畜の獣皮や肉の他、最近有名になった肉骨粉でも感染します。 炭疽菌はじょうぶな膜で守られた菌なので、熱や日光、消毒剤が効きません。 汚染されたらすべて焼却するしかないんです。 ちなみに炭疽菌は、歴史上初めて分離・存在が確認された病原菌として有名です。 あのコッホが抽出に成功し(1850年)、パスツールが初めてワクチンを作った(1881年)のがヒツジ炭疽菌だったんですよ。

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